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07.10

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2024

2024年度メントレ第2弾「学びと自己分析」が開催されました

71日(月)、3日(水)に2024年度のメントレ企画の第2弾「学びと自己分析」が開催されました。第1弾と同様に今年度も対面での開催となり、多くの3回生が参加しました。 

メントレ」とは経済学部が独自で行っている3回生を対象とした就職活動応援企画です。本企画は「なぜ学ぶのかを考えることは、自分を考えることであり、それはなぜ働くのかにつながる」をコンセプトとしており、経済学部同窓会の支援のもと今年で12年目を迎えています。

今回の第2弾の企画では、経済学部の大野先生より「分析」についてのレクチャーをしていただきました。「分析」は、大学での学びと就職活動に共通する能力の1つです。レポートや論文の執筆の際に問いを立ててその答えを考えるプロセスがあります。このプロセスを進めるときに、なぜこの現象が観察されたのかといった、問いの対象の分析を行う能力が必要となります。実は、この分析の能力が就職活動においても重要となります。例えば、自己分析や企業分析を行うときにも、なぜ自分がこの業界を志望するのか、志望する企業が求める人材像はどのようなものかを分析し、回答を用意する必要が出てきます。大学での学びと就職活動に共通する「分析」の能力の必要性について具体例を提示しながらお話しいただきました。
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 また、4回生2名による就職活動の体験談をお話していただきました。1人目のHさんには、自身の就職活動の経験とそれを踏まえた分析の方法をご紹介いただきました。就職活動では自己分析や企業分析を広く・深く行うことが重要であり、これらの分析は自分を雇うことで生じるメリットを企業に提示するために行われます。言い換えると、この分析を通して、なぜ自分を雇うと企業にとって良いのか?という問いに対しての答えを用意することになります。Hさんによると、これは3回生のときに行ったゼミナール大会での発表や論文執筆の中で問いを立てて答えを考えた経験がとても役に立ったとのことでした。また、自身が用意した答えが客観的に見たときにどう評価されるのかということを知るためにも、OBOGや社会人の人に相談できる環境を作ることが大事だとアドバイスをいただきました。

2人目の岡田大知さんには、メントレの中心企画であるOBOG面接会がどのように就職活動に影響したのかについてのお話をしていただきました。エントリーシートの改善、面接の改善、モチベーションの向上という3つの点でとても良い影響を受けたそうです。まずはエントリーシートの改善ですが、OBOGの方々からの鋭い問いかけによって、分析をさらに深く行うことでより説得力の増す良いエントリーシートになったそうです。また、なかなか体験することのできない対面での面接を経験することによって、面接の雰囲気を知ることができ本番でも緊張をあまりしなくなったとのことでした。さらに、面接はエントリーシートの内容だけでなく、所作や言葉遣いなどの印象も大きな影響を与えることに気が付かれ、丁寧なフィードバックのおかげで改善をすることができたそうです。最後にモチベーション関連では、信頼できる社会人を見つけることができたこと、就職活動を進めるにあたり自信がついたことなどをOBOG面接会に参加するメリットとして挙げていただきました。

 大学の学びが就職活動と密接に関わっていることを再確認し、夏の間に自分に足りない要素を分析する必要性に気が付いた良い機会になったと思われます。なお、メントレの中心企画であるOBOG面接会は、1012日(土)、13日(日)に開催される予定です。 

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