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経済学会主催の社会見学ツアーが実施されました
9月20日(金)、快晴の中、経済学部生・経済学研究生の12名が、京都府綾部市の「あやべグンゼスクエア」と「安国寺」へ行く、経済学会主催の社会見学ツアーに参加しました。
あやべグンゼスクエアでは、記念館の説明員の方から、繊維製品メーカーであるグンゼ株式会社の歴史について解説していただきました。明治時代の日本の工業化を支えた生糸産業の裏側にあった、紡績工場の過酷な労働環境や養蚕農家の立場の弱さ、それを改善すべく、養蚕農家自身が工場を作り、その娘たちが働くことで自身たちの生活を守りつつ、地域振興に繋げようとしていたことを学びました。参加アンケートでは、「会社が従業員の健康を考えた社食を提供していたというエピソードに、製糸業のイメージとの差異から衝撃を受けた」といった意見もありました。
安国寺は、14世紀半ば、室町幕府の初代将軍足利尊氏により創建された寺院です。尊氏公の産湯に使われたと伝わる井戸や尊氏公の墓もあり、また、国の重要文化財も多数所蔵しています。静寂な雰囲気の中、綾部の歴史や文化を感じることができました。
また、ツアーにはアドバイザーとして経済学部教員の松尾教授も同行し、経済学の視点からの説明も行いました。個人で見学するのとは違った視点を持つことで、学生の皆さんは新たな学びがあったのではないでしょうか?
経済学会は、今回の社会見学ツアーをきっかけに、学生の皆さんが大学での学びをより発展させてくれることを期待しています。