TOPICS & EVENTS
G-ALPs企画「ITTO: Trailblazing the path toward sustainable forest management」を開催しました
2025年11月19日、アクロスラウンジにてGlobal and Active Learning Programs企画の一環として特別セミナー「ITTO: Trailblazing the path toward sustainable forest management」が開催され、25名程度が参加しました。セミナーは熱帯林資源の保全や持続可能な管理に取り組む国際機関であるThe International Tropical Timber Organization (ITTO: 国際熱帯木材機関)から、Paula Sarigumba氏、Jean-Christoph Claudon氏をお招きして開催され、すべて英語で行われました。
セミナーでははじめに、Sarigumba氏より、熱帯林の破壊が進んだことを背景に、国際協力機関としてITTOが設立されたことや、ITTOが取り組むプロジェクト、他の組織や政府との協力などについて、ITTOが果たす役割や具体的な活動内容についてお話がありました。次に、Claudon氏より、生態系や環境保全にとっての熱帯林の重要性、エネルギーや建築材としての活用や経済への影響、世界貿易の中で熱帯林資源がどのように取引されているのかなどについて、具体例やデータを交えながら、ご説明いただきました。講演後には、参加者から環境問題との関係や、森林保全のために自分たちができること、国際機関でのキャリアについてなど多数の質問があり、予定していた開催時間を延長し、一つ一つの質問に丁寧にご回答いただきました。
セミナーを通じて、熱帯林の経済的価値を活用しつつも、その環境的・文化的・生態系にとっての価値を保全しバランスをとることの重要性、そうした持続可能な熱帯林保全管理のために、ITTOが重要な役割を果たしてきたことを学ぶことができ、とても有意義なセミナーとなりました。
