RITSUMEIKAN立命館×2025年大阪・関西万博

特集

【REPORT】「共創チャレンジ」に向けた挑戦!いばらき×立命館DAYで、万博の機運を盛り上げる企画・イベントを学生たちが実施【REPORT】「共創チャレンジ」に向けた挑戦!いばらき×立命館DAYで、万博の機運を盛り上げる企画・イベントを学生たちが実施

「いばらき×立命館DAY」は、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)が地域・社会連携を目的に開催しているイベントです。3年ぶりにキャンパスを一般開放して開催された今回は、立命館大学が大阪・関西万博に協賛していることからイベントサブタイトルに「OIC EXPO」を掲げて特別プログラムも企画されました。万博への機運を盛り上げようとする本学学生の取り組みや、万博テーマ事業プロデューサー中島さち子さんとのトークイベントの様子をレポートします。

「共創チャレンジ」に向けた学生たちの挑戦

5月21日(日)に開催された、いばらき×立命館DAY。ロボット展示から新校舎の工事現場への潜入ツアー、子ども向けホッケーやサッカー教室、メタバース空間体験など80を超えるプログラムが行われ、地域住民の方々を中心に2万人ほどが来場する盛り上がりを見せました。そんななかフューチャープラザ(B棟)では、立命館大学万博学生委員会に所属する学生たちによる、大阪・関西万博の機運を盛り上げる、さまざまな取り組みが催されました。

大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するために、自らが主体となって行う活動のことを「共創チャレンジ」といいます。立命館大学万博学生委員会は、この「共創チャレンジ」に申請する企画の立案をめざし、今年2月よりおよそ2ヶ月間、学生たちで学びあった「学生参画支援プログラム」の活動を経て生まれた学生組織です。現在およそ140名が所属しており、今回はその中から9つのチームが編成され、さまざまな視点や思いをもって企画を練り、かたちにしました。

世界や社会の課題に真摯に取り組んだ9つの企画

「昆虫食」を紹介したのは、「持続可能(Sustainable)な食卓(table)」を考え活動する「SusTable(サステーブル)」というチームです。SusTableでは、ブースに集まった来場者に、地球人口増加による食料問題の解決策のひとつに昆虫食があることをプレゼン。アフリカやメキシコ、タイ、オーストラリアなどの昆虫食を紹介し、コオロギパウダーを用いたお菓子の試食体験も行いました。チームメンバーのひとりである横尾洋昌さん(国際関係学部3回生)は、「昆虫食へのハードルを下げることを目的に企画したのですが、満席になる盛況ぶりで驚きました」と手応えを実感。「今後は昆虫食の紹介だけでなく、健康促進につながる食事なども提案していきたい」と、これからの意気込みも語ってくれました。

REPORTイメージ
昆虫食のプレゼンテーションを聞き入る来場者たち

「環境」チームは、「うみ」と「りく」の環境事情に関心を持つきっかけをつくりたいと、海亀とパンダを主人公にしたクイズを交えたポスターセッションを実施。海に捨てられたプラスチックゴミや森林伐採などが動物の暮らしを脅かしていることを、来場した子どもたちに伝えました。

かるたを活用したワークショップを展開したのは、「遊びを通じて世界を知る」というアイデアで共創チャレンジへの申請を検討している「多様性・文化理解」チームです。今回はファミリー層の来場者が多いことから、「世界の挨拶」「世界のマナー」「各地の方言」が学べる3種類のオリジナルかるたを作成。チームリーダーの國分彩生さん(情報理工学部2回生)は「今後は国や年齢を選ばず遊べるよう、ゲームの種類を増やして活動の幅を広げたい」と意欲を語りました。

日本の常識について考えたり、昔の遊びに触れたりできる場を提供したのは「クラゲ寺子屋」チーム。ブースに訪れた小さな子どもたちは、見慣れない羽子板やけん玉に興味津々なようで、ご家族とともに大いに盛り上がりました。また、AIに頼らず自ら考える力を鍛えることが大切だという思いから、ジェンダーや美醜の定義といった、すぐには答えの出ない問いについて、みんなで話し合う企画も開催しました。

REPORTイメージ
日本の伝統的な玩具に興味津々な子どもたち

「見えない偏見~ジェンダーと教育について考える~」チームは、ランドセルメーカーの協力のもと、たくさんのランドセルを用意。ブースにやって来た子どもたちに、色とりどりのランドセルと折り紙細工から好きな色のものを選んでもらうとともに、保護者たちに子どもの選択をどう捉えるかをアンケートしました。来場者たちに性別による偏見を無意識にしていないかを問う機会となりました。

「教育」チームは、立命館の中学・高校・大学や茨木市内の高校から参考書を集め、参考書の無料譲渡会を実施。また教育格差について知ってもらう機会を設けたいと、立命館大学産業社会学部の柏木智子教授に依頼し、講演会を開催しました。チームの副リーダーであり万博学生委員会副代表も務める村守優海さん(法学部2回生)は、「社会全体で教育格差を考える機会を創るために、今後は企業とタイアップしたパネルディスカッションなども企画していきたい」と意欲をのぞかせました。

コミュニティの輪を広げることをテーマにする「CWA (Communicate with anyone)」チームは、簡単に誰でも気軽にコミュニケーションが取れる場所や集まりがたくさんある社会を創りたいという思いから、ふたつの企画を実施。ひとつは子ども向けの塗り絵体験で、もうひとつは、数字を使って自分と他者の考えや価値観をすり合わせていくコンセンサスゲームです。どちらの取り組みも、来場者から好評を得ました。

REPORTイメージ
子どもと保護者に、学生たちが塗り絵のやり方をレクチャー

「日本と世界のローカライゼーション」チームは、意外と知られていない日本と世界の繋がりを発信しようと、日本の食が海外に根付くなかでどのように変化していったのかを調査。その内容をクイズスタンプラリーとポスターを使って伝えました。日本で馴染み深いラーメンが、アメリカではカラフルな焼きそばのような料理になって売られているなど、思いもよらない変化に来場者たちは悩みながらも大いに楽しみました。

民族衣装を通じた異文化体験を企画したのは「異文化交流」チームです。クレオパトラを思わせるエジプトの衣装や、メキシカンハットとポンチョ、サウジアラビアのトープなど、世界5カ国の民族衣装を用意。試着して記念撮影を楽しむ大人や子どもでブースには人だかりができました。同チームのメンバーであり万博学生委員会の代表でもある藤田悠馬さん(経営学部3回生)は、「今後は海外の学生との言語交流や文化交流にも活動を広げていければ」と、活動の展望について話してくれました。

REPORTイメージ
学生たちのブースが並ぶフューチャープラザの一角に、たくさんの人が訪れた

中島さち子さんと企業、学生たちとのトークイベント

さまざまな学生企画が開催されたフューチャープラザでは、万博テーマ事業プロデューサー中島さち子さんを迎え、「Hello! TEAM EXPO 2025 Meeting×EXPO PLL Talks『いのちを高める』シリーズVol.6」のトークイベントも行われました。

イベント前半は、中島さち子さんと立命館大学万博学生委員会の学生たち3名、さらに大日本印刷で万博パビリオン支援事業を担当する菊地海帆さんと、JR西日本でうめきた開発プロジェクトに取り組む小森一さんを交えて、学生たちが取り組んだ「共創チャレンジ」のアイデアについて話し合いました。

REPORTイメージ
トークイベントに登壇した中島さち子さんと、「教育」チームの村守優海さん、「Sustable」チームの横尾洋昌さん、「多様性・文化理解」チームの國分彩生さん(左から)

はじめに学生たち3名は、それぞれのチームの活動理念や企画のテーマ、具体的なアプローチ、今後の活動予定についてプレゼンテーションを実施。それを受けて、JR西日本の小森さんは、学生たちが社会課題を真正面から受け止めて活動していることへの頼もしさと驚きをコメントしました。さらに、「当社が再開発中のうめきたエリアで、学生さんのアイデアを実現してみませんか?」と、企業とのコラボレーションの可能性についても示唆。小森さんの投げかけに、学生たちは力強く頷きました。

また大日本印刷の菊地さんは、「これからは、地球や社会の課題解決に私たちが積極的に取り組まなければならない時代。大阪・関西万博は見るだけではなく、一人ひとりが課題解決に参加する万博なんだという機運を盛り上げていきたいですね」と発言。来場者に向けて、立命館大学の学生たちのように共創チャレンジにぜひ挑戦して欲しいとメッセージを送りました。

中島さんからも、「今年3月に立命館さんの学生参画支援プログラムに参加させていただいたんですが、そこからいろんなハードルを乗り越えて今日のアイデアが生まれたのを感じました。これから2025年の万博までさらにアクションを繰り返し、内容をブラッシュアップしていって欲しいです。」と学生への期待感をのぞかせました。

立命館大学では、今後もさまざまな取り組みを通じて、大阪・関西万博の機運を盛り上げていく学生たちの挑戦を発信していく予定です。立命館大学万博学生委員会のこれからに、どうぞご期待ください。

特集一覧へ戻る

トップページへ戻る