落語研究会

団体プロフィール

1965年10月、書道部の前身である書道同好会が発足。2017年1月現在、衣笠キャンパス37人、びわこ・くさつキャンパス30人、合計67人で、年中通して学内外問わずさまざまな行事に参加している。2015年にはヘルシンキ(フィンランド)で行われたJapan Weekで書道パフォーマンスを披露し、創部50周年展・記念式典を挙行した。

道具紹介

  • 筆は日本製の和筆と中国製の唐筆と二種類あり、動物の毛が主流。硬い毛の馬、柔らかい毛の羊のほか、ヤギや珍しいものではジャコウネコなどもある。作品により筆の硬さや太さを使い分け、約3カ月間で2~3本消費する。

  • 墨・硯

    半紙に書く時は墨を磨るが、大きな紙の時はたくさんの量を使用するので墨汁を使用。普通の濃度の墨に濃墨(のうぼく)を混ぜるとにじみにくくなる。また、パフォーマンス時は垂れないように超濃墨を使用。かな文字を書く際は硯を使用するが、墨池(ぼくち)なら筆を置くこともでき、持ち運びが可能で便利なので、普段は主に墨池を使用する。

  • 練習時は半紙、作品をつくるときは半紙よりも大きな紙を使用し、臨書(手本を見て書く)の時は200~300枚もの半紙を消費することもある。色は白が多いが、ベージュや赤、青などの色物もあり、また大きいものでは2m以上の紙もある。厚さは個人の好みで、「にじみやすい」「にじみにくい」などで表記されていることが多い。

  • 文鎮・下敷き

    紙が動いたりめくれたりしないように、おもしとして載せるのが文鎮で、さまざまな形があり、大きい紙を使用するときは左右に置くこともある。 フエルト素材の下敷きは、墨で机や畳を汚さないようにするだけでなく、筆の動きをなめらかにすること、平にするなどの役割がある。

インタビュー

部活動の特徴や魅力について、お二人にインタビューを行いました。

  • 嘉村鳳真さん
    経済学部3回生

  • 関春菜さん
    国際関係学部3回生

Q1「書道部」の特徴は?

私たち書道部は、作品に対して積極的に意見を言うように心がけています。主観的、客観的な意見を取り入れ、自分の作品をつくるようにしています。書道の魅力をたくさんの人に知ってもらうために、学内では、新歓祭、学園祭や書道の授業でパフォーマンスを披露しています。

関さん
Q2書道の魅力は?

習字はお手本を真似して採点されますが、書道の作品は、きれいに書くだけでなく、いろんな字体・レイアウトを変えて、感性と個性で思うがまま表現できるところが魅力です。展覧会前に上達しないときは、もどかしい思いもしますが、それを乗り越えた時の達成感はひとしおです。

嘉村さん
Q3トリビアを教えてください!

衣服についた墨は液体のりを、カーペットについた墨は台所洗剤を薄めたものをたたき込むと綺麗になります。また、学校の授業では半紙のつるつるした表面を使用していたと思うのですが、私たちはザラザラしている裏面を使用しています。にじみ、筆の進み方が違い、作品で使用する紙を再現するためです。

関さん
Q4今後の目標を教えてください。

書道は単に文字だけを書く作品以外にも、水墨画を取り入れた作品や音楽に合わせて一つの作品を書き上げる迫力のある書道パフォーマンスもあり、多種多彩です。このような書道の魅力を多くの方に知ってもらうために、いろいろな場所で立命館書道部の作品を発信し続けていきたいです。また、夏に開催される競書大会での上位入賞を目指し、楽しく、そして厳しく練習に励んでいきます。

嘉村さん

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