団体プロフィール

今から70年前の1946年、立命館大学体育会ボート部が創部した。1958年に瀬田川湖畔蛍谷に艇庫が建設され、2005年には琵琶湖漕艇場のゴール付近に新艇庫が誕生した。ボートは極限まで鍛え抜かれた体力、艇を進めるために必要な技術、クルー全員の一体感が大切なスポーツ。現在の選手は男子17名、女子11名とマネージャー4名が所属(2016年7月現在)し、4年間という長い合宿生活を通じて彼らは共に困難を乗り越え、成長している。

コメント

福田 将 さん

ボートの魅力 ボートの魅力

競技を始めて1年半ですが、オールでうまく水に力を加えて進み、仲間との意識や呼吸のすべてが揃った時の感覚に夢中になりました。ハードな練習に耐えられるのも、練習しただけ楽しさや達成感が自分に返ってくるから。各クルーの駆け引きも見どころですが、ラストスパートのスピード感は圧巻です。決してメジャーなスポーツとは言えませんが、実際に競技を見ていだだきボートの魅力を知ってもらいたいです。

福田 将 さん(経済学部2回生)

奥井 悠子 さん

私たちの強み、目標 私たちの強み、目標

怪我をきっかけに体力強化に力を注いだことで、今までと違った漕ぎ方を習得できました。昨年行われた第93回全日本選手権大会の女子舵手なしペアでは優勝、女子エイトでは準優勝できたことがすごく嬉しかったです。多くの部員が合宿所で共同生活をしているので規則正しい生活や団結力も身につきます。一人ひとりが考えて気づいたことは言い合える関係が私たちの強みです。今年は創立70周年の記念すべき年。女子エイトでの優勝を目指します。

奥井 悠子 さん(スポーツ健康科学部4回生・女子主将)

競技のルール

ボートのレースの距離は通常 2000m。スタート前に艇を固定し、スタートの合図とともに漕ぎ始め、先端のバウ・ボールがフィニッシュラインを先に通過した艇が勝ち。
選手は進行方向に背を向けて座り、靴はボートに固定されています。選手が座る座席(シート)が前後に動き、シートを後ろに動かす時の脚の伸展の力をボートの推進力に変換して進める。

  • 「クルー」とは漕ぎ手(漕手)
  • 「コックス」とは舵取りする選手のこと(舵手)

コックスはオールを持たず、他の漕手が進行方向に対して後ろ向きに乗り込んでいるのに対し、前を向いて乗り船がまっすぐ進むように舵を微調整する。漕手に指示を出したり、掛け声をかけたりする司令塔のような存在。

ボートの種類

漕手一人の持つオールの数により、大きく分けて2種類

スカル

小さいオールを1人2本持つ種目。左右対称の動きをするのが特徴。

  • 「 シングルスカル 」:漕手1人
  • 「 ダブルスカル 」:漕手2人
  • 「舵手(だっしゅ)なしクオドルプル 」:漕手4人
  • 「舵手つきクオドルプル」:漕手4人+ 舵手1人
スウィープ

大きいオールを1人1本持つ種目。右(ストロークサイド)を漕ぐ人と、左側(バウサイド)を漕ぐ人がいる。

  • 「舵手なしペア」:漕手2人
  • 「舵手つきペア」:漕手2人+ 舵手1人
  • 「舵手なしフォア」:漕手4人
  • 「舵手つきフォア」:漕手4人+舵手1人
  • 「エイト」:漕手8人+舵手1人

主なルール

  • 2度フライングすると、「除外」となる。
  • レース中は「真面目な態度および正常な競漕速度」をもって全距離を漕ぎ終えなければならない。発艇の号令で発艇しなかったり、主審の宣告を待たずに競漕を中止したり、フィニッシュラインを通過しなかったりしたクルーは競漕権の放棄とみなされ失格となる。
  • レースの途中でコース侵害や妨害等があると、主審の判断により除外となる。

オフショット集