スケート部 フィギュアスケート部門

PROFILE

PROFILE

1953年9月に創部した立命館大学スケート部フィギュアスケート部門は、2017年12月現在16人が所属している。シーズンは8月から3月までで、部のアイスアリーナでの練習は、滋賀県や京都府で月に3回ほど行っており、それ以外にも個人で自主練習に取り組んでいる。今シーズンは3人が2018年1月に開催される全日本インカレに出場する。大学から競技を始めた部員には、経験者が指導や振り付けを行い、部員同士のサポートがしっかりと行われている。

MEMBERS

山田 さくらさん

山田 さくらさん
(経営学部2回生)
7級

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山田 さくらさん(経営学部2回生)7級

8歳の頃、テレビでフィギュアスケートを見て自分もやってみたいと習い始めた山田さんは、中学1年生のときにバッジテストで7級を取得した。高校時代には、大きな怪我をしたことで以前の自分の滑りを取り戻せるのか不安もあり、フィギュアスケートをやめたいと思ったこともあったという。しかし、「自分からスケートをとったら、何も残らない。続けることに意味がある」と思い直し、今は前向きにフィギュアスケートに取り組む毎日を送っている。
試合会場では、失敗しても拍手をしてくれる観客の温かい雰囲気が好きだという。得意なジャンプはアクセル。「ジャンプが決まると、気持ちがいいし、会場も盛り上がります」と笑顔で話す。全日本インカレでの入賞と全日本フィギュアスケート選手権大会に出場を目指し、週に6日、朝と夜の練習やジムでのトレーニングなど、厳しい練習を重ねている。「自分にとって、フィギュアスケートは生活の一部。嫌になることもあるけど、やっぱり好きです」と笑顔で語った。

肥山 裕美子さん
(産業社会学部2回生)

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肥山 裕美子さん

肥山 裕美子さん(産業社会学部2回生)

高校までは陸上やクラシックバレエに打ち込んでいた肥山さんは、大学では新しいことに取り組もうと思い、以前から興味を持っていたフィギュアスケートを始めた。最初は転倒することも多く恐怖心もあったが、「怖がっていたら何もできない」と練習を続けるうちに、少しずつ解消していった。「技も多く、まだできないことが多いですが、できるようになると楽しいし、毎日練習に行きたいぐらいフィギュアスケートが好きです」と話す。
2016年12月には、初めて京都府民大会に出場。緊張から練習どおりに滑れなかったが、「もっと上手くなりたい」と練習への意識も高まった。リンクを貸し切って行う部の練習は月に3~4回のため、週4回はリンクへ自主練習に通っている。「仲間や他大学の人にも教えてもらったり、曲の編集や振り付けなど、たくさんの人の支えがあって続けられています。もっと多くの技を習得し、スケーティングもきれいになりたいです」と、意気込みを語った。

ABOUT FIGURE SKATE ABOUT FIGURE SKATE

競技紹介

競技紹介

フィギュアスケートは、ジャンプ・スピン・ステップなどのエレメンツ(技術要素)と、スケーティングスキル・トランジッション・パフォーマンスなどのプログラムコンポーネンツ(演技構成)を判定し得点を競う。

JUDGING SYSTEM JUDGING SYSTEM

採点方法

採点方法

フィギュアスケートの採点は、技術点(トータルエレメンツスコア)と演技構成点(プログラムコンポーネンツスコア)の合計得点(トータルセグメントスコア)からなります。転倒や演技中断、時間超過、衣装違反などは減点になる。転倒は1回につき「-1」の減点、3~4度目は1回につき「-2」、5度目以降は1回につき「-3」減点される。演技後半のジャンプはボーナスとして基礎点が1.1倍となる。

BADGE TEST BADGE TEST

バッジテスト

バッジテスト

バッジテストは、日本スケート連盟が定める、フィギュアスケートの技能検定で、初級から8級まである。所持する級によって、出場できる大会に制限があり、7級があればほぼ出場できるため、8級を取得する人は少ない。

ELEMENTS

ELEMENTS

技の紹介

1.ジャンプ

総合評価を大きく左右する重要な要素であり、見所でもあるジャンプは、6種類あり、踏み切り方が異なる。

■アクセル
最も難易度が高いアクセルは、前向きで踏み切るのが特徴
■ルッツ
左足の外側エッジに乗って後ろ向きに滑走し、左肩をぐっと入れて右のトウをついて跳ぶ。
■フリップ
ジャンプする直前に左足内側のエッジに乗り、右のトウをついて跳ぶジャンプで、ルッツとよく似ている。
■ループ
右足踏み切りで、トウを使わないジャンプで、滑ってきた勢いを使い、踏み切る。跳ぶ瞬間に、腰掛けたような体勢になるのが特徴。
■サルコウ
左足内側のエッジで滑りながら、右足を前上方に振り上げて跳ぶ。
■トウループ
最も難易度が低い。右足外側のエッジに乗り、左足のトウをついて踏み切る。

2.スピン

スピンはさまざまなバリエーションがあり、3つの基本姿勢によって分けられる。軸がぶれていないか、きれいな姿勢がとれているかなどがポイントとなり、難易度はさまざまな要素の組み合わせで決まる。

  • 上体と片足を氷と平行の位置に保ち、T字型になって回るキャメルスピン
  • しゃがんだ状態のシットスピン
  • 直立したアップライトスピン

3.ステップ

ステップは、エッジのさまざまな場所に体重を乗せ、細かいターンなどを入れながら滑っていく。図形を描きながらステップを踏み続けていくパターンがステップシークエンスで、上半身の動きや、回転、ステップとターンの多様さなどによって評価される。

4.コレオグラフィックシークェンス

ステップ、ターン、スパイラル、イナ・バウアー、最大2回転までのジャンプ、スピン動作など、さまざまな動きから構成され、男女シングルとペアのフリースケーティングのみ、必須とされる。