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1月31日(金)第2回 「サロン・ド・アプレミディ」において、University of Auckland准教授 James P.Fisher先生にご講演をいただきました。

2025年1月31日(金)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス・インテグレーションコア1Fアカデミックラウンジにおいて、University of Auckland (ニュージーランド)の准教授であるJames P. Fisher先生をお迎えし、「How can I incorporate interdisciplinary into my research?」と題した講演会を開催いたしました。本公演は、James先生のこれまでの多様な経歴や研究内容をお話ししていただくことで、今後の進路選択・研究課題の設定等に役立つ視野の拡大を目指し、開催いたしました。

ご講演では、これまでUniversity of Birmingham(イギリス)で学位取得後、American Heart Association(アメリカ)・University of Columbia-Missouri(アメリカ)・British Heart Foundation(イギリス)等、多様な大学・研究機関に所属し、研究を行なわれてきた経歴が語られました。その中で、James先生は「人とのつながり」の重要性を大変強調されていました。これにより、指導教員・学生との繋がりなどの同大学内での「縦のつながり」を大切にすることはさることながら、学会参加等によって「横のつながり」を作っていくことが広い視野・進路選択の獲得に繋がることが示唆されました。

また、研究内容に関しては、運動中に身体内で生じる様々な生理応答を身体部位・役割別に詳細に説明していただき、特に頸動脈に位置する化学受容器の役割に焦点を当てた呼吸器・循環器研究の最先端研究が語られました。これまでスポーツ健康科学部・研究科での学びとして大枠を理解していた運動中の生理応答に関してより詳細な理解が促進されました。紹介いただいた研究は大半が応用研究であったものの、非常に丁寧に説明がなされていたため、聴講者にとっても理解しやすいものとなりました。

本公演は、聴講者にとって、「視野・進路拡大のため、今後どのように行動していくか」を具体的に考える大変良い機会となりました。聴講者は、本公演の開催によって、より積極的に研究・学会等に挑戦する姿勢を得ることができました。これはスポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科が目指す「境界を超えた挑戦に挑み続けていく新進気鋭な学位取得者・研究者の創出」に寄与するものであると考えられます。英語でのご講演であったにも関わらず、質疑応答では様々な視点から質問が寄せられ、活発な議論が行われました。
James先生、遠方からにも関わらず、大変貴重なご講演をありがとうございました。

(ニュース)20250205