立命館大学大学院 スポーツ健康科学研究所 特設サイト

Campus Life 院生の1日と1年

社会人

川瀬 広大さん

  • 博士課程前期課程2回生
  • 専門分野:身体運動科学

長野研究室

01

理学療法士として現場を知り
院生として研究に励む

KAWASE Kodai

  • 川瀬さんの
    1日
  • 川瀬さんの
    1年
8:30

理学療法士として勤務

在宅で生活されている方へ運動療法や基本動作の訓練を行っています。理学療法士として身体機能障害を持つ患者が楽に歩行できる動作の研究をする中で、スポーツ分野における動作研究にも関心を持ち、スポーツ健康科学研究科を志望しました。動作研究はリハビリテーション分野では多く行われていますが、スポーツ分野では先進的。その手法は今後リハビリテーション分野でも応用できると考えています。

12:30

通学

理学療法士の勤務は午前で終了、午後からは大学へ。
電車の中では、授業の課題をしたり、研究テーマに関わる文献を読んだりして、時間を有効活用します。

14:00

実験

研究テーマにしている、杖を用いた歩行動作の分析に関する実験を行います。
疾病によって身体機能障害が生じると、移動が難しくなり社会活動を制限されてしまいます。そこで安定した歩行を可能にするのが、杖などの機能障害のない関節周りの力を補う歩行補助具。このような移動能力を高める手段を有効に活用する方法や、その効果を検証するのが私の研究です。

パフォーマンス実験室

16:20

合同ゼミに参加

先生方や学生と研究内容について議論し、自身の研究内容や研究に対する考えをブラッシュアップします。
所属研究室内でも他の院生が扱う研究テーマはさまざま。加えて、スポーツ人文社会学領域もあるため、文理融合の多様な視点から研究や学びができることがスポ健の大きな魅力です。

シラバス

有意義な経験TOP3 これまでの修了生に対するアンケート調査によると院生時代の満足度は極めて高く、中でも「有意義だった科目」のトップがこの「合同ゼミ」と言われる演習科目

スポーツ
サイバネティクス
実験室

18:45

実験データの解析

さきほどの実験で撮影したデータを解析します。スポ健には分野横断的に最先端の研究を行う先生方も多数在籍していて、研究機器も豊富にそろっています。充実した環境で最先端の研究活動に取り組むことができるのもスポ健の魅力です。

スポーツ
サイバネティクス
実験室

20:00

帰宅

4月

杖歩行に関する一つ目の研究課題の実験と分析
2022年度以降行う研究課題を設定し、計画を立てる。

5月

4月に解析した結果をまとめて、学会へ演題登録
2022年度以降の研究課題と計画をまとめて、日本学術振興会特別研究員の応募書類を作成

6月

引き続き応募書類の作成
杖歩行に関する二つ目の研究課題に関する実験

7月

二つ目の研究課題の実験と分析の後
結果をまとめて、学会へ演題登録
学内の中間発表会で研究の進捗と今後の展望を発表

8月

引き続き応募書類の作成
杖歩行に関する二つ目の研究課題に関する実験

9月

日本体育・スポーツ・健康学会に参加/発表
修士論文執筆初期

10月

三つ目の研究課題の実験と分析
修士論文執筆中期

11月

三つ目の研究課題の結果をまとめる
修士論文執筆後期

12月

修士論文執筆最終段階
修士論文の予備審査と公聴会の準備

川瀬さんの未来

川瀬さんの未来

将来は、健康科学分野およびリハビリテーション分野の大学教員を目指しています。スポーツ健康科学研究科で学ぶ知識や技術をリハビリテーションの臨床現場へ応用する理学療法士としての活動と、理学療法士の後進育成のための大学での教育活動の両方で活躍していきたいです。

進路・就職

Future