Campus Life 院生の1日と1年
ストレートマスター
下村 美桜さん
- 博士課程前期課程2回生
- 専門分野:運動生理学
家光研究室
運動による疾患予防を追究し
人々の健康寿命延伸に貢献したい
SHIMOMURA Mio
- 下村さんの
1日 - 下村さんの
1年
起床
ゼミ
学部3、4回生のゼミに参加し、ゼミ実験や卒業論文の指導のサポートをしています。
昼休憩
院生室に戻り、その場にいる院生と一緒に昼食をとります。
実験、文献研究、データ整理
私の研究テーマは「運動による生活習慣病の予防・改善機序解明」です。運動が健康に良いことはよく知られていますが、そのメカニズムについてはまだ不明な点が多くあります。私の研究室では、糖尿病や動脈硬化症といった代謝・循環器疾患を対象とし、疾患モデル動物を用いたホルモン解析を実施することで、運動による疾患予防の分子機序を明らかにしようとしています。この研究を通じて、生活習慣病予防のための効果的な運動・栄養・薬物療法の開発に貢献したいです。
合同ゼミに参加
研究科の名物授業、合同ゼミです。身体運動科学領域の研究室が集まり、文献や研究の発表を行います。スポ健の一番の魅力は、「研究と人の多様性」。大学院というと研究室に籠もりきりの狭い世界を想像するかもしれませんが、本研究科には研究領域に関係なく全員が参加する授業や、院生共通で使用する院生室、研究室の垣根を超えた共同研究など、他領域の人と交流する機会が多くあります。研究を行う上でわからないことに遭遇した時、異分野の知識や技術は大きな助けになっています。
(写真は新型コロナウィルス感染症の流行前に撮影したものです。)
ラボミーティング
研究室内で研究の進捗報告や研究全般に関する相談、実験やラボ運営の打ち合わせを行っています。
実験、文献研究、データ整理
帰宅
就寝
入学式
研究構想発表会
学会(横浜スポーツ学術会議)
学会(アメリカ生理学会)
院生は国際学会に積極的に参加。
渡航費支援も充実!
学会発表助成金 獲得
論文投稿
中間発表会
学会(日本運動生理学会 大会奨励賞 受賞)
学会(京都滋賀体育学会)
下村さんの
将来は企業やアカデミアで研究者として世界の人々の健康寿命延伸に貢献したいと考えています。
現在行っている研究によって、運動による疾患予防の分子メカニズムが明らかになると、そのシグナルを効果的に促進・抑制するための運動様式を開発することができます。
しかし、高齢者や低体力者、傷病者などは、高負荷・長時間の運動を継続的に実施することはできません。
そのため、シグナルの促進・抑制によって運動効果を増強させる食品成分や化合物の併用摂取を検討し、運動効果を高めるサプリメント・医薬品の開発に挑戦したいです。