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『第8回CSJ化学フェスタ2018』にて甲田さん・杉浦さん・木村さんらが優秀ポスター発表賞を受賞!!
この第8回CSJ化学フェスタ2018では、学生と産学官の先端研究者が議論し交流することを目的とした、学生ポスターセッションが実施され、同時に企業研究者と交流できる、産学官R&D紹介企画の「R&D展示ブース」が開催されました。
■ 甲田直也さん発表タイトル『直交する π 電子系を導入したアニオン応答性 π 電子系の合成と物性』
《受賞コメント》
われわれの研究室では、電荷を有するπ電子系からなるイオンペア集合体の創製をめざしており、その構成ユニットとして、さまざまなユニットを導入した電子・光機能性をもつアニオン応答性π電子系(レセプター)を合成してきました。今回、私はホウ素架橋を利用することで新たにπ電子系を直交するように導入したレセプター分子の合成に成功し、分子を構成するユニットの組み合わせによって、アニオン会合能や発光挙動、集合体形態の制御が可能であることを明らかにしました。
この度は、これまで行ってきた自らの研究成果を優秀ポスター発表賞という形で評価していただき、たいへん光栄に思います。ご指導いただいた前田大光教授、羽毛田洋平助教、ならびにともに切磋琢磨している研究室メンバーに感謝申し上げます。これを糧に、現在の研究をより深め、論文投稿できるように、よりいっそう研究に励みたいと思います。
■ 杉浦慎哉さん発表タイトル『イオンペア集合体を形成する π 拡張アニオン応答性 π 電子系の合成』
《受賞コメント》
われわれの研究室では、電荷を有するπ電子系からなるイオンペア集合体の創製をめざしており、私はアニオン会合時の負電荷の非局在化による電荷的に「ソフト」なアニオンの創製を目的として、π電子系を拡張したアニオン応答性分子の合成に挑戦してきました。実際に多くの分子の合成に成功し、放射光X線構造解析を用いてイオンペア集合体の集合体形態を評価し、アニオン応答性分子を基盤としたイオンペア集合体のソフトマテリアルへの展開を提示できました。
今回、自身の研究結果を優秀ポスター発表賞という形で評価していただき、たいへん光栄に思います。受賞に際し、ご指導いただいた前田大光教授、羽毛田洋平助教、研究室のメンバーに心より感謝申し上げます。今回の受賞を糧によりいっそう研究に励んでいこうと思います。
■ 木村聖也さん発表タイトル『積層型コレステリック液晶エラストマーの光力学機能創出と応答特性評価』
《受賞コメント》
この度は名誉ある賞をいただきまして,大変嬉しく思います。受賞に際しましてご指導ご鞭撻を賜りました、堤治先生、久野恭平先生、東京工業大学の宍戸厚先生、赤松範久先生,また、サポートしていただいた研究室の皆様に心より感謝いたしております。今後も化学の発展に寄与できるよう研究に邁進するとともに、化学フェスタのような素晴らしい産学連携の場を見習い、全力を尽くしていく所存です。
第8回CSJ化学フェスタ2018の詳細については、下記URLを参照ください。
↓
https://www.csj.jp/festa/2018/index.html