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2018年日本化学会中国四国支部大会において牧野貴文さんがChemistry Letters Young Awardを受賞!!
2018年11月17日(土)・18日(日)に愛媛大学城北キャンパスで行われた、2018年日本化学会中国四国支部大会において、博士課程前期2回生の牧野 貴文さん(無機分光化学研究室 指導教員:小島一男教授)がChemistry Letters Young Awardを受賞しました。
この大会は、支部の化学研究・教育の活性化を目的として、学生の教育・若手育成のための研究発表や、産官学の研究者間の交流の場として開催されました。
牧野 貴文さん発表タイトル
『ゾルゲル法を用いた無添加及びEu3+/Mn2+添加Zn2GeO4薄膜の作製と発光・電界発光の評価』
《 受賞コメント 》
この度、2018年度日本化学会中国四国支部大会にてポスター賞(Chemistry Letters Young Award)を頂いたことは身に余る光栄でございます。
全ては担当教官の小島一男教授、ならびに和田憲幸先生と眞田智衛先生をはじめとする無機分光化学研究室の皆様に加え、私の家族の協力によるものであり、ひとえに皆様の暖かいご支援のおかげと心より感謝申し上げます。
私は無機発光材料について研究しています。唐突ですが、マグカップに注いだコーヒーを飲みながら何気なくこの記事を読まれている方もいるかもしれません。ここで一つ疑問が生じます。「なぜそのコーヒーを安心して飲むことができるのか」という疑問です。コーヒーとマグカップが化学反応を起こして体に悪い成分が生じるかもしれませんが、実際には起きていないので安心してコーヒーが飲めるわけです。それはセラミックスと呼ばれる無機固体材料には「化学的にとても安定している」という特徴があるからです。私が研究している発光材料もこのセラミックスの一種であり、マグカップと同様に非常に安定していることから日常生活への幅広い応用が期待されています。
以下、私事になりますが、大学院生活の目標の一つに「正課と課外の両活動で一定の外部評価を得る」を掲げていました。課外では既にビジネスコンテストでの受賞を達成していたことから、残すは正課の研究活動でありました。よって、今回のポスター賞受賞により一つ目標が達成できたことは大変嬉しく思います。今後はより一層の精進を重ねていく所存でございます。
受賞、おめでとうございます!!
参加した学会については、下記URLを参照ください。
→ http://chem.sci.ehime-u.ac.jp/~ehime2018/index.html