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2019.05.13

日本化学会第99春季年会で 笹野力史さんが学生講演賞を受賞!!

2019年3月16日(土)~19日(火)に、甲南大学岡本キャンパス(兵庫県神戸市東灘区)で行われた日本化学会第99春季年会において、2019年3月博士課程後期修了生の笹野力史博士(超分子創製化学研究室 指導教員:前田大光教授)が、学生講演賞を受賞しました。
日本化学会春季年会は、化学に関係するあらゆる学問領域・分野の研究者が集まる国内最大級の学術集会として、毎年開催されています。

笹野力史博士 発表タイトル 
『ポルフィリンアニオンの創製とイオンペア集合体』 

《  受賞コメント  》
 私は昨年度まで前田先生のもと、π電子系アニオンの創製と超分子集合体の形成について研究を進めていました。ヒドロキシポルフィリンは塩基による脱プロトン化によりπ電子系アニオンを形成し、種々のカチオンとイオンペア集合体を形成することが可能です。今回、合成過程で見出した副生成物を起点とし、ヒドロキシポルフィリンの誘導化を達成することができました。さらに、SPring-8の放射光を利用し、置換基に依存したイオンペア集合体の形態制御を見出しました。このような研究成果を学生講演賞という形で評価していただき、たいへん光栄に思います。ご指導いただいた前田先生、羽毛田先生をはじめ、研究室のメンバーや共同研究者の方々に深く感謝を申し上げます。
 4月から私は研究室を離れ、企業の研究職として働いています。学生時代に学んだことを忘れず、常にベストを尽くして研究に邁進していきたいと考えております。

2018 No24 笹野さん授賞201903
受賞、おめでとうございます!!

参加した学会については、下記URLを参照ください。