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2024.10.16
生命科学研究科2回生林竜史さんが植物の栄養研究会 第9回研究交流会にて優秀ポスター賞を受賞しました!!
2024年9月24日~25日に理化学研究所横浜キャンパスで開催された「植物の栄養研究会 第9回研究交流会」において、博士前期課程2回生の林竜史さん(所属研究室:植物分子生理学研究室 指導教員:深尾陽一朗 教授)が優秀ポスター賞を受賞しました。
【発表演題】
「植物の根は亜鉛欠乏による浸透圧ストレス回避のためにデンプンを蓄積する可能性がある」
〇林竜史、長野稔、深尾陽一朗 (立命館大学大学院 生命科学研究科)
<受賞者コメント>
この度はポスター賞を受賞できたことを心から嬉しく思います。この受賞は、皆さまのご協力があって実現できたものと思っています。日頃よりご指導いただいている深尾 陽一朗先生、長野 稔先生、吉竹 悠宇志先生をはじめ研究室のメンバの方々に感謝申し上げます。
私たちの研究では、植物が「亜鉛」という大切な栄養素が足りないときに、どのようにデンプンを作り出して生き抜くのかを調べています。亜鉛は植物の生長に欠かせない元素ですが、土壌によっては十分に存在しないことがあります。亜鉛が欠乏する厳しい環境では、植物は根にデンプンを溜め込むことで、自分を守ろうとすることが私の研究から明らかになってきました。この仕組みを詳しく理解することで、将来的には亜鉛が少ない土地でも元気に育つ作物を作る手助けができると考えています。これにより、食料生産の向上や持続可能な農業に貢献できるかもしれません。高校生の皆さんや一般の方々にも、植物がもつ驚くべき生存戦略に興味を持っていただけたら嬉しいです。
今後も引き続き研究に邁進し、より多くの方々に役立つ成果を生み出せるように努力していく所存です。
林さん、受賞おめでとうございます!