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グローバル国際関係学とは?:アメリカン大学教授による特別講義が行われました

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アミタフ・アチャリア アメリカン大学教授(立命館大学国際関係学部客員教授/元世界国際関係学会会長)が、国際関係学部において特別講義を行いました。

JDP Amitav Acharya Introductory Seminar1

講義は、サクラ・スカラーズ1回生を含むIntroductory Seminar(1回生が全員受講する科目)の受講生に向けて行われ、アチャリア教授が著書「The Making of Global International Relations: Origins and Evolution of IR at Its Centenary」をもとに、グローバル国際関係学について紹介しました。

JDP Amitav Acharya Introductory Seminar2アチャリア教授は、これまでの国際関係学は西洋的な視点が主流の学問であり、非西洋世界における視点や経験に無関心であることを指摘しました。

歴史上、インド、中国やイスラム諸国などの非西洋社会において生まれた国際関係に関する考え方を紹介し、その考え方が独自かつ積極的に国際秩序に貢献してきたことを説明しました。

講義では、グローバル国際関係学は既存の国際関係学を排除ではなく包括するものであり、西洋・非西洋社会双方の視点や慣習に基づいた学問であることが強調されました。

JDP Amitav Acharya Introductory Seminar3学生にとっては、世界的に著名な教授による講義を受け、直接質問できる貴重な機会となりました。

特別講義が、真にグローバルに国際関係学をとらえる視点を得る最初のきっかけとなることを期待しています。

JDP Amitav Acharya Introductory Seminar4
サクラ・スカラーズ1回生との記念撮影