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在学生インタビュー:日米の懸け橋になるため、多方面から日本を学ぶ

サクラスカラーズ第1期生インタビュー
VOGEL Spencerさん(AUホーム)

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1.JDPを選んだ理由

-日本との出会いについて

JDPを選んだ理由はひとつではありませんが、中学校で日本について学ぶ授業があり、とても興味をもったのが最初のきっかけです。自分にとって未知の世界である日本に、いつか行ってみたいと思っていました。14歳の時にそのチャンスが訪れて、東京と箱根を旅行したのですが、とても素晴らしい経験でした。日本が大好きになりましたね。

その旅行から帰ってすぐ、生まれ育ったワシントンDCからヒューストンへ引っ越しました。その頃、多くの日本企業が工場をヒューストンへ海外移転しており、15歳の時にヒューストン日米協会での仕事を手伝う機会がありました。

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日本との出会いを通じて、いつか国際企業で、アメリカと日本の架け橋になる仕事がしたいと思い始めました。そのためには、日本文化に精通していることが必要です。

2.立命館大学の印象は?

-AU・RUの学びの違いと共通点

立命館大学(RU)に来て最初に驚いたのが、キャンパスの雰囲気がアメリカン大学(AU)に良く似ていることです。国が違えども、同じ世代の元気な若者が集まっていることを考えれば当然かもしれませんね。RUで出会った仲間はみんな親切で、困った時いつも助けてくれます。

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学修の進め方は両大学でかなり違います。RUでは授業外で課題に取り組む時間が増えました。AUでは、授業が学びの中心となっており、担当教員との勉強会が多いのもAUの特徴です。

共通点は、AUもRUも、クラスで新しい知識を身に着け、外で実践するという授業中心の教育を行っている点です。RUでの日本語科目については、生の日本語を外で吸収し、授業で実践していますね。両大学ともディスカッション形式の授業が多いのが気に入っています。

-学生同士のメンタリングにつながる交流
JDPの魅力のひとつは、今学んでいるキャンパスの枠を超えて、人とのつながりを深められることです。昨年も、RUホーム1期生のブレンシス・キムくんがAUのキャンパスに遊びに来てくれて、RUについて色々と教えてくれました。僕たちAUホーム学生が日本に渡航する前に、RUの先生方とAUでお話を伺う機会もありました。

こうした交流はとても大切です。自分がこれから学ぶ大学で、どんな人に会えるのか、事前に大学の「顔」を垣間見ることができます。またこれをきっかけに、将来、JDP学生の間でメンター制度のようなものが生まれることを期待しています。僕も自分の経験を、新しくAU・RUホームで学ぶ仲間に伝えていこうと思いますね。

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3.RUで達成したい目標は?

-ホンモノの日本語を学ぶ

一番の目標は、学内の交流、社会とのつながり、日常生活の些細なやりとりを通じて、なるべく多くの日本人と交流することです。日本では、コミュニケーションをする際、「暗黙の了解」というものがありますが、これはアメリカにはない文化です。RUで学ぶ間にこういったニュアンスまでも習得できるよう、頑張りたいですね。
 
実は最近、立命館大学ボクシング部に入部しました。部員の皆さんは普段英語を話しませんから、これが本当に良い日本語の勉強になっています!コーチ(写真左)には敬語で、チームメイトとはカジュアルな日本語でといったように状況に応じて日本語を使い分ける練習にもなります。

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-文武両道!ボクシング部に入部

日本では、大学の部活(クラブ)とサークルでは活動内容がかなり違いますが、アメリカではほとんど違いはありません。ですので、RUのボクシング部では、レクリエーションでスポーツをするものと思っていたんです(笑)。入部して初めて、他大学と試合をすることを知りました(笑)。

僕が入部したとき、部全体でとても暖かく迎えてくれたことを覚えています。いつも親切にしてくれる部の仲間には本当に感謝しています。週4回の練習はハードですが、とても楽しいですね!次の学期で公式試合に出場することを目指して頑張っています。

4.将来の夢は?JDPでの学びをどのように活かしたいですか?

-日米の懸け橋になりたい

学生の中には、大学に入った時点で、将来の方向性を決めている人もいます。でも、自分は、必ずしもまだ方向性は決めなくとも良いと思っていました。なので大学1年目は、将来何をやりたいかを考えるうえで、とても役に立ちました。大学で国際関係学を学び、今はビジネスの分野に進みたいと思っています。アメリカで、日系企業に勤めるのが僕の夢です。

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インタビュー:秋山肇JDPプログラム・コーディネーター(写真左)