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JDPの学生が卒業生とのキャリア・ディスカッションに参加しました

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JDP Professional Workshop Song&Koume
JDPの学生が国際関係学部の授業「プロフェッショナル・ワークショップ」で卒業生と交流し、就職活動や卒業後のキャリアについて話を聞きました。

本授業は、学生が将来のキャリアに対する理解を深めることを学習目標としています。7月3日と10日に行われた授業では、ダニエル・ソンさん(19年卒業)と大野小梅さん(18年卒業)をお招きし、就職活動の経験やアドバイスについて、オンラインで発表してもらいました。

学生にとっては、2人の卒業生から、就職活動の方法とキャリアに関する具体的なアドバイスを知ることができ、大変充実した時間になりました。

ダニエル・ソンさんは、現在、ソフトバンク株式会社で事業開発を担当。日本に就職を希望する留学生向けに、就職活動のスケジュールと具体的な活動方法、情報収集、外国人に求められる日本語のレベルなど、大変具体的で参考になるアドバイスを行いました。また、自分に合った仕事を見つけるために、戦略をしっかりと立てること、また自分自身を客観的に分析することが大切であると強調しました。

ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社でコンサルタントを務める大野小梅さん。大学生活で得られるチャンスを最大限に活かすことが将来役に立つので、なるべく多くの課外活動にも参加することを勧めました。また、人材コンサルタントの視点から、就職活動でやるべきこと・やってはいけないことを具体的に説明し、諦めずに就職活動を続けるよう、学生を励ましていました。

授業の後、ワークショップに参加したRUホーム3回生のブレンシス・キムさんと、RUホーム1回生の佐々木美羽さんに、授業の感想や将来の夢について話してもらいました。

-ワークショップの感想を教えてください

ブレンシスさん:2人の卒業生のお話を聞いて、キャリアに関する理解が深まりました。僕はアメリカの「Peace Corps」という団体でインターンシップをした経験がありますが、キャリアに対してそこまで深く考えたことはありませんでした。

このワークショップを通じて、社会で働くことに対すること、特に日本での就職について学ぶことができました。将来、日本で働くことも視野に入れようと考えています。

佐々木さん:最初にこのワークショップに参加した時、将来の職業や就職活動は正直に言ってあまり私にとってあまり現実味がありませんでした。もしかしたら何か役に立つかな、時間はあるから参加してみよう!と思い、軽い気持ちで参加した私ですが、このワークショップで沢山のことを学びました。

一番感じたのは、早く準備を始めるに越したことはないということです。今からでも就職活動に向けてできることは沢山ありますし、このワークショップで今一年生の私がどのようにしてこの後の大学生活を送っていくとよいかということのアドバイスをたくさんいただきました。

ワークショップに参加するのはとても楽しかったですし、沢山の刺激を頂けて感謝しています。

-就職活動に関する卒業生の経験から学んだことは何ですか?

ブレンシスさん:就職活動では、何事も後回しにしないよう注意することが大切だと学びました。大学の課題等とは違って、就職活動は、誰からも強制されることはないので、自分で行動し、情報を収集して、企業に応募しなければならないからです。

また、企業に自分についてアピールすることが求められるので、自分に自信を持つことが必要であると思いました。

佐々木さん:“早めの準備と大学生活を楽しむ” 反対のことだと思うかもしれませんが、これらが講義を聞いて私が学んだことです。就職活動が始まってからでは、自分の弱いところを直したり、強み・得意なことを磨いたりすることがあまりできなくなります。なので、今のうちから準備を始めるといいのです。

大学生活を楽しむとはただ単に遊ぶという意味ではありません。いろんなことに挑戦し、いろんなグループ、ボランティア、集まり、そして活動に参加するということです。

-将来どんな仕事に就きたいですか?将来の夢は何ですか?

ブレンシスさん:僕は、将来国際的なスポーツ・ビジネスでマネジメントやマーケティングに携わることに関心があります。外交官にもなってみたいと思います。一方で、他のキャリアであっても、将来巡ってきたチャンスに対しては、常にオープンでいるつもりです。働きながら大学院で勉強することも実現したいですね。

佐々木さん:ホスピタリティの分野に進みたいと思っています。ホテルコンシェルジュや少し違う分野かもしれませんが、秘書などです。

高校時代、部活ですが、ステージクルーとして活動したことがあります。そこでは担当の子のために働き、その子たちがベスト状態で舞台に立てるようにしなければなりません。何時にここにいて、という指示や、彼らのコンディションを把握してそのとき何がいるのか察知してきちんと準備をしておく、衣装が汚れていたら綺麗にし、縫ってアイロンをかける、など舞台に立つために必要なこと全てを支えました。言葉にせずに相手が何を求めているかなどを察知して動かなければならないのでたくさん訓練もしました。

その経験からこのホスピタリティの分野に興味を持ち始めました。