在学生インタビュー:日本で学び、自分を見つける
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サクラスカラーズ第2期生インタビュー
セキネ・ミノリさん(アメリカン大学ホーム)
セキネ・ミノリさん(アメリカン大学ホーム)
アメリカン大学ホーム第2期生のセキネ・ミノリさんは、現在、立命館大学で大学生活最後の1年を過ごしています。日本にルーツのあるセキネさん。この国を深く知り、つながりを強めることの大切さについて語ってくれました。インタビュアーは、JDPプログラム・コーディネーターのモシニャガ・アンナ先生です。
Q. なぜJDPで学びたいと思ったのですか?
A. まず、JDPが2つの大学で1つの共同学位を取得するプログラムであることに惹かれました。他の大学では、このようなユニークなプログラムはなかなかありません。大学に出願するにあたって、通常の留学プログラムでは、1セメスターまたは1年間の期間になると知りました。私はもっと長く留学したかったので、JDPは自分にピッタリのプログラムだったのです。
日系アメリカ人として、日本について深く知りたい、日本に住む経験をしてみたいと常に思っていました。また、日本語を話すことは私のアイデンティティーとって重要なので、日本語のスキルを磨きたかったのです。だからJDPを選びました。
Q. 立命館大学とアメリカン大学での学生生活を比べて、何が違うと思いますか?
また、多くの立命館の学生が自宅から大学へ通っていることにも大変驚きました。アメリカン大学の学生は、大学の寮またはキャンパスの近くに住んでいます。一方、私の立命館の友達には、大阪や滋賀に住んでいて、毎日およそ2時間もかけてキャンパスに通っている人もいます。
そして、立命館のカフェテリアの食事はとてもおいしい!キャンパスライフの楽しみの1つですね。
Q. 日本・京都で暮らしてみて、当初の期待と違っていたことはありましたか?
Q.今年、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭(京都を舞台に開催される国際的な写真祭)でインターンシップに参加しました。その時の経験を教えてください。
KYOTOGRAPHIEでの経験は素晴らしかったです。国際的な写真祭の運営方法について知る貴重な機会でした。インターンを暖かく迎えてくれましたし、スタッフの皆さんのお陰でインターシップを無事終えることが出来ました。これまでアートに携わった経験はありませんでしたが、インターンシップを通じてこの分野について多くを学びました。また、日本の組織で働いた経験は将来のキャリアに活かせると思っています。
Q. アメリカン大学で学んでいた時は、コロナ禍の真っ最中でした。苦境を乗り切った秘訣は?どのようにモチベーションを保ったのですか?
A. 2022年、新型コロナウィルスが蔓延し始めた時、ちょうどアメリカン大学での2セメスター目が始まったところでした。自宅のあるニューヨークに戻らなければならなくなり、ワシントンで生活する機会がなくなってとてもショックでした。更に、オンラインで授業を受けるのは誰にとっても難しいことでした。私は友人と頻繁に連絡を取り、また自分自身を忙しくして、この状況を乗り切ったのです。例えば、全米の日本語スピーチコンテストにオンラインで参加しました。最終選考まで残ることが出来て、結果にはとても満足しています。
Q. 残りの大学生活をどのように過ごしたいですか?今後の目標や計画は?
A. 今はまだ具体的な将来の計画はありませんが、国際機関や政府機関でキャリアを積むことに興味があります。その道に進むためにも、アメリカ、日本、または別の国で大学院に進学することを考えています。JDPを卒業する前に、沖縄や北海道など、まだ行ったことのない日本の地域を出来るだけ旅したいと思っています。そして、より幅広い視点で日本を理解したいですね。