「教えることと学ぶことの世界-日本の優れた教育者・教育実践から考える-」 |
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スポーツ健康科学部 准教授 |
赤沢 真世 先生 |
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(1) ゼミの雰囲気はどのような感じでしたか? |
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グループでの話し合いを多く取り入れたことで、学年や学部を超えていろいろな意見を交流し、
それぞれの領域での知見を交えてより深い学びができたようです。自身が受けてきた教育環境や家庭環境の違いも学部や回生が違うと多様であり、教育問題を
ひとつとってみても、互いの経験や意見から学びあえたようです。そういう関係性が築かれるようになって、発表慣れしている3回生以上の学生が低回生を
フォローする姿も見られました。 |
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(2) 授業で工夫された点は? |
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初回の授業でレジュメの作り方、文献資料の探し方、発表の仕方をレクチャーするとともに、
発表の一週間前までには各発表班と打ち合わせをし、具体的な文献や発表の論点などをフォローしました。また、全体討論に入る前には、3人程度のグループで
意見を交流させ、意見を発表する負担や、不安をなるべく減らす工夫をしました(なかなか全体では、意見が言えない学生も、グループでは和気あいあいと話していました。) |
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(3) これから教養ゼミを受講する学生にメッセージをお願いします |
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教養ゼミナールでは、異なる学部や異なる回生の学生が、和気あいあいと意見を交流する機会が豊富にあります。
自分の経験だけでものごとを見ていた自分が、多様な意見を聞き、広い視野を持つことで、自分の経験や意見を客観視することができるようになります。
間違っていてもよいのです。「自分はこう思うのだけれど・・」という意見をぜひ発信して、多くのことを学んでほしいと思います。 |
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