POLICY / CURRICULUM

教育方針・カリキュラム

教育方針

生命情報学科では生命科学の基礎を学ぶと共に生命科学におけるコンピューターの活用方法を学びます。そして学生教育の柱を次の3項目に設定しています。

基礎科目カリキュラム

分野 数学 物理系 生物系 情報系 教職系科目
1回生 数学1
数学2
数学3
数学4
数学演習1
数学演習2
物理学1
物理学2
生物科学1
生物科学2
情報処理 地球科学

専門科目カリキュラム

生物系 化学系 物理系 生命情報系 実験演習科目
1回生 生命科学概論
生化学1
微生物学
人体の構造と機能1
基礎物理化学
分析・無機化学1
基礎有機化学
分析化学2
基礎生命物理学 基礎情報科学
プログラム言語1
プログラム言語2
確率・統計
生命情報学基礎演習1
生命情報学基礎演習2
生物学基礎実験
統計シミュレーション実験
2回生 生化学2
分子生物学
基礎環境学
人体の構造と機能2
分子細胞生物学1
酵素学
遺伝子工学
放射線生物学
生命物理化学1
生命物理化学2
分析化学3
数理生物学
バイオインフォマティックス
プログラム言語3
バイオアルゴリズム
プログラム言語4
基礎生化学実験
数値シミュレーション実験
分子生物学実験
ゲノムシミュレーション
実験
3回生 分子細胞生物学2
タンパク質工学
プロテオミクス
代謝工学
量子化学 統計熱力学 生物統計学
システムバイオロジー
生体機能シミュレーション
進化情報学
計算機化学
構造生物学
機能ゲノミクス
ゲノム科学
分子シミュレーション実験
細胞・システムシミュレーション実験
生命科学セミナー
4回生 卒業研究1 卒業研究2

学科専門科目

システムバイオロジー

細胞の組織または生態系全体を一つのまとまり、すなわちシステムとして捉え、全体を理解しようとする学問分野について解説します。

構造生物学

タンパク質の機能はその立体構造と密接に関連し、タンパク質の構造を知ることが生体機能の理解において重要です。講義ではタンパク質の構造と生物機能の関係について解説します。

機能ゲノミクス

ゲノム解析完了の次は、ゲノムの生化学的機能を知ることが重要です。講義ではゲノム配列からどのようにゲノム機能が予測されるかについて解説します。

応用ゲノム科学

ゲノム解析によって得られる情報から生命をどのように捉え、理解するかについて解明します。具体的にはゲノム構造と生物学的機能の関係について解説します。

教育の特徴

実際の生物や化学物質を用いた生物学基礎実験、生化学実験、分子生物学実験などの生命科学系の実験とコンピューターを利用したゲノム解析実験、分子・細胞シミュレーション実験などの計算機利用実験のバランスある実験実習となっています。特に、ドライ系実験実習科目が本学科の特徴です。また生化学実験、分子生物学実験は、生命科学部共通の実験内容です。
講義科目としては、生命系科目を中心としたカリキュラムの中に、ゲノム解析技術などの情報系科目が追加されていることが、生命情報学科の教育の特徴です。
生命情報学基礎演習1(1回生前期)と生命情報学基礎演習2(1回生後期)は学科を2クラスに分け、学生間の交流、学生とクラス担当教員との交流などを図ります。高回生のオリタ―(学生ボランティア)が学生生活のアドバイスも行っています。
3回生後期の生命情報学セミナーでは、就職指導、研究室紹介、配属研究室の決定、配属先でのセミナーなどを行います。
4回生の1年間は配属研究室にて研究を行い(卒業研究1、2)、卒業論文としてまとめます。そして、2月には卒業研究発表会があります。