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  • 塩谷 和基助教
  • Shiotani Kazuki
  • 生命情報学科
  • 研究室脳回路情報学研究室
  • 専門分野神経科学
  • 担当科目生物統計学・数値シミュレーション実験・ゲノムシミュレーション実験
    • 神経科学
Q1研究の内容を教えてください。

 うなぎ屋の前を通ったときに、漂ってくる香ばしい香りに食欲が増進した経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。匂いが行動を惹起することは、経験的によくわかります。嗅覚をモデルとして、感覚情報からどのようにして情動を惹起し行動に至るのかを解明し、究極目標を心の科学的解明として脳科学の研究を行っています。具体的には、匂いを基に適切な行動を取るように訓練した個体から神経活動をリアルタイムで記録し、機械学習を用いて解析を行い、脳内情報処理の解明に取り組んでいます。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 学部二回生から研究室に出入りし、同学年の三月に文部科学省主催の全国の大学生が自主研究の成果を発表し競い合う研究発表会である、第四回「サイエンス・インカレ」で口頭発表したのがきっかけです。集団行動を釘のモデルで再現化する研究を行い、「研究の独創性」が評価され、サイエンス・インカレ・コンソーシアム賞「DERUKUI賞」を受賞でき、その時の喜びや研究の面白さに引き込まれて、研究の世界に入りました。集団行動の動きを釘という客観的な視点で捉えることができるモデルで再現することにより、集団行動の本質を追求できました。この考え方を用いることで、ヒトの欲望などの主観的な問題に対しても、嗅覚をモデルとした簡単なモデルを出発点にすることによって、新たな発見を生み出せるのではないのかと考え、脳科学の研究をスタートさせていきました。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 自分の描いた夢を信じてください。受験において、誰でも辛く諦めたくなる時はあると思います。夢を叶えるために、今の辛い思いもいつか大切な瞬間に代わると信じて、ひたむきに努力していけば、自ずと道は開かれるのではないでしょうか。大学生活というのは、自由で好きな事に打ち込める最高の環境だと思います。そのような大学生活や将来なりたい自分を夢見て、努力し、様々な事に挑戦していただければと思います。皆さんと大学でお会いできるのを楽しみにしております。私もスタッフとして、学生の皆さんが充実した学生生活を送れるように惜しみなく助力していきたいと思います。

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