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  • 後藤 秀貴准教授
  • Hideki Goto
  • 生命情報学科
  • 研究室PEP Research Group
  • 専門分野認知言語学、応用言語学
  • 担当科目英語P1、英語P2、英語P3、英語JP1、英語JP2
    • 認知言語学
    • 応用言語学
Q1研究の内容を教えてください。

 比喩表現と聞くと、You are my sunshine.(君は私の太陽だ)のような、印象的でどこか特別な響きを持つ表現が思い浮かぶかもしれません。しかし、比喩はもっと身近なものです。たとえば、be filled with joy(喜びに満ちる)やoverflow with joy(喜びで溢れる)といった表現では、喜びという感情が、中に満ちたり溢れたりするものとして捉えられています。「人は世界を理解するために比喩的思考を用いることができる」という認知言語学の考えに基づき、日常言語の中の比喩表現を分析しています。 また、英語教育におけるAIの活用にも関心を持ち、研究を進めています。今やAIは語学学習に大きな影響を与えています。語学学習における適切なAIの活用法やAI時代に求められる語学力について考察し、今後の語学教育のあり方を探っていきたいと考えています。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 父が英語教員だったという理由で、私の中学・高校時代の英語学習は「将来父に英語で負けたくない」という(偏屈な?)動機によって成り立っていました。その後、将来英語に携わる仕事をしたいという漠然とした志を持って大学に進学しましたが、そこで言語学の科目を履修したことが、研究に興味を持ったきっかけだったと思います。言語の仕組みそのものを研究するというこの学問は、それまで外国語学習の対象として英語を学んでいた私にとって非常に新鮮に映ったことを今でも覚えています。言語学を学ぶうちに、英語はおろか母語であるはずの日本語についても、「なぜそうなっているのか」という問いに自分がほとんど何も答えられないことに気づき、その「なぜ」を問いの一つとする言語学の魅力に強く惹かれていきました。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 世間では、若いうちに自分の「好きなこと」や「やりたいこと」を見つけることが大切だと言われます。しかし、それは決して簡単なことではありません。むしろ多くの場合、何かに対する興味や関心、熱意というものは、実際にやってみる中で少しずつ湧き起こってくるものです。高校生のみなさんにとって、これからの人生は多くの可能性に満ちています。「まずはやってみる」という一歩を大切に、さまざまなことに挑戦し、自分なりの「好き」を見つけてください。

おすすめの書籍

戸田山和久(著)『科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる』(2005年、NHK出版)