大学院
3回生・4回生の2年間、ゼミで日本語学を学んだ上で、もっと研究を深めたいと思った人には、大学院進学という進路があります。立命館大学には、日本語学を学ぶことのできる研究科として、文学研究科と言語情報教育研究科とがあります。
文学研究科
日本文学・日本語学専修で、より高度なコーパス日本語学に取り組むことができます。
博士課程前期課程には、「高度探究コース」と「研究一貫コース」があります。
「高度探究コース」は、中学・高等学校教員や公務員などの専門的知識が必要とされる職業を目指す人や、学部で専門分野について学んだが、もっと学びたいという人を対象としたコースです。博士課程前期課程では、中学・高等学校教員の専修免許状を取得することができます。専修免許状の取得を目的として、「高度探究コース」に進学する学生もいます。
「研究一貫コース」は、博士課程後期課程に進学し、博士学位を取得して、高等教育・研究機関での教育・研究に従事することを目指す人を対象としたコースです。
教員
- 有田節子教授(後期課程担当)
- 岡﨑友子教授(前期課程・後期課程担当)
- 小椋秀樹教授(前期課程・後期課程担当)
博士課程後期課程大学院生
- 深石葉子(D3) 外国ルーツ高校生の作文評価基準作成のための基礎的研究
- 山本晃子(D3) 話し言葉における助数詞の使用傾向とその特徴についての記述的研究
- LYU MENGTING(D2) 日本語における指示詞の使用傾向について ― 近現代の指示代名詞を中心に ―
- 二宗美紀(D1) 時空間表現とコピュラ文の意味的性質をめぐって ― 日西対照の観点から ―
- Hagar Abdelfattah(D1) アラビア語と日本語における条件表現の対照研究
- TIAN Lei(D1) 社内コミュニケーションにおける疑問文の使用とその効果について
博士課程前期課程大学院生
- 髙田篤志(M2) イツ形指示代名詞(コイツ・ソイツ・アイツ)の用法について
- 相木悠希(M1) メディアミックスにおける指示詞の傾向
- 木村仁瑛(M1) 日本語ラップにおける言語的特徴の経年変化
- 政岡みのり(M1) 万葉集・八代集における動詞「さく」「ちる」を含む和歌の時間表現
- Coletta Alessio(M1) 日本語における形式名詞「もの」「こと」の文法化と用法変遷
博士論文
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【2024年度】
- CHEN Xi 日本語受身文と中国語受身文の対照研究(立命館学術成果リポジトリ) 【2021年度】
- 松本理美 外国ルーツ高校生を含む『高校生日本語作文コーパス』の構築と計量的研究(立命館学術成果リポジトリ)
修士論文
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【2024年度】
- 『日本語日常会話コーパス』における「~てやる/あげる」の使用状況 【2022年度】
- コーパスを活用した同音語の研究 【2020年度】
- クィア理論に基づく『キッチン』の中国語訳本の比較研究 【2017年度】
- 大規模コーパスを用いた話し言葉における接続詞の文体的特徴に関する研究
大学院入試
大学院入試については、大学院受験生のための入試サイトを御覧ください。
過去の入試問題は、同サイトの過去の入試問題から閲覧できます。
公開しているのは、過去2年度分の専門科目と外国語の問題です。なお、専門科目や外国語の試験を課す入試方式に日本語学分野の志願者がいない場合、入試問題を作成していません。そのため、入試問題が公開されていても、日本語学に関する問題が掲載されていない場合があります。
文学研究科は、毎年春と秋の2回、オンラインで専修別の大学院進学説明会を開催しています。開催日程、申込み方法等は、「大学院受験生のための入試サイト」に公開されます。日本語情報学専攻HPの「専攻NEWS」にも掲載します。
また、秋学期には、大学院ウィークを実施しています。日本文学・日本語学専修の日本語学分野は、大学院ウィークで、毎年、大学院生の研究紹介(ポスター発表)と進学に関する相談会を実施しています。大学院進学に関心のある方は、これらの企画に是非御参加ください。
言語教育情報研究科
言語教育情報研究科は修士課程のみの研究科で、英語教育学コース、日本語教育学コース、言語学・コミュニケーション表現学コースの3コースがあります。日本語教育学コースに、日本語情報学専攻の有田教授が所属しています。
各コースのカリキュラム等、詳細については、言語教育情報研究科HPを御覧ください。