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TFが『日本語学概論』で3回目の授業を担当しました。

 12月17日に、TFの山本晃子さん(博士課程後期課程3回生)が「日本語学概論」で3回目の講義を行いました。担当したのは、第12回「語彙」です。
 日本語学では、2010年代から、大規模なコーパスを活用した日本語研究(コーパス日本語学)が盛んになっています。日本語情報学専攻の日本語学分野では、このコーパス日本語学を教学の柱に据えています。第12回では、コーパス日本語学の研究手法の基盤とも言える計量語彙論について解説しました。演習を交えながら、テキストの語を数えたり、使用率を求めたりすることを通して、語彙の特徴について、どのようなことが分かるのか丁寧に解説しました。
 第12回で、TFの担当授業3回が全て終了しました。山本さんは、来年度も「日本語学概論」のTFを務めることになっています。

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TF・山本晃子さんの感想
 今年度3回目となる今回は、語彙の量的な側面について授業を行いました。レジュメによる説明に加え、コーパスの紹介や実際の操作画面を用いたデモも取り入れ、学生の関心や今後の研究につながりそうな点を意識しながら説明しました。
 一方で、デモを取り入れた授業は初めての試みであったため、操作に集中してしまい、学生の反応に十分目を配れなかった点は反省点として残りました。今後もこのような機会があれば、説明内容に加えて、学生にとって操作画面がより見やすくなるような見せ方や進め方についても工夫していきたいと考えています。
 本授業が今年度最後の担当回となりましたが、昨年度に引き続きTFを担当したことで、昨年よりも余裕をもって授業に臨めたように思います。3回の授業を通して説明の組み立て方や伝え方について多くの気づきを得ることができました。これらの経験を、今後の授業や教育活動にも生かしていきたいと思います。

 立命館大学では、博士課程後期課程院生のキャリアパス形成を支援するため、大学院キャリアパス推進室を設置し、スキル開発支援、キャリアパス支援など様々な支援を行っています。
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