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南山大学との合同ゼミ実施しました。
2024年9月28日・29日の2日間、本専攻の宮内肇ゼミ、南山大学外国語学部(名古屋市)の宮原佳昭先生ゼミの学生による「合同ゼミ」を実施しました。
この「合同ゼミ」は、今学期に卒業論文を執筆する予定の学生が、みずからの卒論構成を発表することで、その方向性などについて考える機会とすることを目的としています。2日間で23篇のさまざまなテーマの発表があり(下記参照)、日頃とは異なる雰囲気のなかで、自身の考えを聞き手に対して正確に理解してもらうことは、卒論を執筆するうえにおいても貴重な体験になりました。
この経験をふまえて、納得のいく卒業論文を執筆してほしいと思います。
【当日の雰囲気】
<参加学生の感想>
■ 卒論構想発表会では、自分のテーマ、その背景や構成について発表することで、研究の方向性を再確認することができました。先生方からのフィードバックを通じて、研究の方向性を明確に定めることが重要であると感じました(Iさん)。
■ 合同ゼミの中での発表において、卒業論文を執筆するうえで、さらに理解を深め調べていく点が明確になった。また、他大学の学生たちに発表を聞いてもらうなかで、これから自分が執筆する卒論を、もともとも背景知識がない人に読んでもらう際の読者側の視点に立って書こうという意識が芽生えた(Sさん)。
■ 一人で進めているとどうしても視野が狭くなり見えづらくなっている部分に気づかせてもらうことのできる良い機会だった。…自分がなぜその研究を始めたのか原点に立ち返りたい。そして、楽しみながら進めていきたい(Aさん)。
【2日間のゼミを終えて】
<報告テーマ>
【第1セクション】
「台湾の実験教育について」
「民工子弟学校から見る農民工の教育意識」
「香港における歴史的建造物の役割――姿を変える美荷楼」
「香港の選挙制度の特質」
【第2セクション】
「韓国と台湾のフライドチキンと日本のKFCの歴史と比較」
「外国人介護労働者が選ぶ国の条件――日本、台湾、韓国の政策と待遇の比較」
「日本・韓国百貨店のこれから」
「中国浙江省と愛知県西尾市の抹茶の比較・分析」
【第3セクション】
「アジアで流行するファッションテイスト『コア』――『バレエコア』に着目して」
「中国における外来語の変化――音借用から意訳語」
「ガイドブックとSNSの旅行口コミサイトの違いからみる日本・東京のイメージ形成」
「『82年生まれ、キムジヨン』と『僕の狂ったフェミ彼女』比較」
【第4セクション】
「リスク回避から見る寧波幇買辦の特徴――怡和洋行上海支店買弁徐鴻逵の保証ネットワーク」
「中国招商局集団の歴史と日本の海運事業の歴史、そしてとくに現代における名古屋港との関連性についての分析」
「蔣介石の思想――カイロ会談における日本への対応を通じて」
【第5セクション】
「アジアで愛されるハローキティ」
「山寨における中国人の意識」
「アニメ『時光代理人――LINK CLICK』から見る、映画監督・李豪凌の特徴」
【第6セクション】
「アジアゾウの危機を救う――雲南省の活動を中心に」
「中国民法から見る伝統の受容と現代化」
「火鍋から見る台湾人独自の価値観」
「中国のファン団体である『中華バー』が韓国芸能事務所に与える影響力」