大久保 パープルサンガのインターンシップの話だけど、そんなチャンスはめったにないよね。報告会もすごい注目を集めたらしいし。
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やました・たかのぶ...経済学部経済学科3回生、里見ゼミ。サービス・マネジメントインスティテュート。パープルサンガへのインターンシップを経験。京都府立西城陽高等学校出身。
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山下 プロスポーツって特殊な企業じゃないですか。みんなサッカーを見たことはあっても、フィールドの上だけだと思うんです。私達はその裏側が見られた。マネージャーも体験しましたが、選手を気持ちよく練習させて、試合に送り出すという、それ自体は高校の部活と同じですけど、プロですから厳しさが全然違う。本当に細かいことまで気をつかって。そういうのが体験できたのは大きいですね。
大久保 木村君もサンガに行きましたね。
木村 会社に入ってやりたい夢ってありますよね。だけど実際は雑用も仕事のうちというのを、私は体で覚えました。「ごみ捨てに行ってくれ」って言われて、本社の大片付けをして横大路のごみ清掃工場まで行って、これじゃ研修じゃなくてバイトだなって感じもしたけど、社員の人もみんな行く。「ああ、これも仕事なんだな」と。それから、サンガの人からは「みんな学生だから夢があっていいけど、本当にやりたいんだったら、もっと通って、内容を詰めていかなきゃだめだ。誠意だって伝わらないし」と、厳しいことも言われました。
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パープルサンガへのインターンシップ |
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杉崎 私も学校を出ていきなり就職するのではなく、その前に社会のことを見ておきたくて、電通にインターンシップに行っています。それで、京都の町を活性化するにはどうすればいいかという課題が出されて、意見を出したのですが、ただこうしたい、というだけでは難しいんだなと、ひしひし感じました。
大久保 社会人扱いされたというか、お客さん扱いされなくて、よかったんじゃないですか。じゃあ、そこで体験したことと、正課での自分のテーマとの関わりはどうですか。
木村 サンガの他に、日清食品が社会奉仕活動としてやっているトムソーヤスクールにも関わりました。抽選で招待された子どもたちが、飯盒炊さんしたりとか、カヌーやパラグライダーに乗ったりとか、そういう体験を通じて視野を広げようというもので、子どもが好きだし、イベント・サービス系の勉強にもなるから参加しました。そういう中で、サンガをどうやって人に知ってもらうかとか、日清がこれだけ社会に貢献していることを、どれだけ多くの人に知ってもらうかというのにすごく興味が湧いてきた。マーケティングに関わることですし、サービス系のホテルとか旅行ともからんでくる。正課との関係でいうと、外へ出ていって、体で体験してから正課をとらえ直す。勉強が直接に課外活動に結びついているんじゃなくて、正課で足りなかったものを課外活動で補うという感じですね。
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