RS 学園通信 vol.127 特集 学問のすすめ 公費助成運動 Student Report
November 2000 INDEX
APUとはこれからも交流を続けていきたい
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APUの学生とのコミュニケーション、その入り口にたどりついた

 立命館大学経営学部 佐藤典司教授

 交歓会当日、別府駅に着いて、駅からAPUの建っている山の方を望むと、山頂付近が雲に隠れて見えない。バスで大学の近くまで来ると、案の定、猛烈な雨にみまわれた。キャンパスに着いて下界を見下ろすと、別府の市街は晴れ渡っている。APUは、別世界なのだ。異空間はAPUの建つスペースだけではない。行ってみればわかるが、少し誇張を許されるなら、そこはまるでアメリカかどこかの大学キャンパスのようだ。行き交う学生も、教師も、当然ながら外国人が半分。しかし、印象では外国人の方がずっと目立つ感じがする。2000年の夏というより、ずいぶん先の将来の日本の大学の姿を見ているようだ。春5月に最初にAPUを訪れて以来、ゼミの学生にここを体験させることが必要との思いがつのった。そして、APUの学生と、なんらかのコミュニケーションができればなお良い。今回、荒川先生や、APU職員の方々のご協力でそれが一気に実現した。もちろん、夏休みにもかかわらず、わざわざ交歓会に出席してくれた学生諸君には、感謝、感謝だ。 当方のゼミの諸君も苦手な英語を駆使(?)して、なんとかコミュニケーションの入り口くらいまではたどりついたようだ。APUはわれわれの財産である。年月がたてば、なおそのことははっきりするだろう。しかし財産は、いかにも遠くはなれている。しかも、APUの学生にとっては、より京都は遠いのではなかろうか。今は、それを近くする工夫が必要だと思っている。次はそのための知恵を出す番だ。

 

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