RS 学園通信 vol.127 特集 学問のすすめ 公費助成運動 Student Report
November 2000 INDEX
APUとはこれからも交流を続けていきたい
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立命館大学の学生生活を知ることができました
執筆者
高村英幸
(たかむら・ひでゆき)
立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部1回生
作成協力:相澤 昇、金 容賛

 
私達が交流に参加したきっかけ

APUの未来像についても説明した

 友人から、BKC佐藤ゼミの先輩学生との交流の話を聞いたのは、なんと実施される前日のことだった。そして同時に、話し仲間として気が合う3人組で、その交流の場でプレゼンテ−ションを引き受けることになった。期末テストも終了し、夏期休暇に入ってちょっとホッとしたところにこの知らせ…僕は正直困ってしまったが、APU学生を代表してやるからにはきちんとしたものをBKCの先輩学生の前で披露したいと思った。とはいえ、やはりプレゼンの準備にかける時間も限られており、その中で自分達の納得ゆくものを作り上げていくために、8月3日当日の午前中に、荒川先生のアドバイスも受けながら綿密な打ち合わせを行なった。具体的には、それぞれの役割分担(発表担当部分)を明確にして関連資料の収集に努め、作成にあたっては、プレゼンの受け手側がいかにAPUの「今」というものを容易にイメージしてもらえるか、ということに留意して本番に臨むこととなった。交流会の開催まで、残り約2時間。ここからが勝負、また僕たち3人組のチームワークの真価が問われることになった。

交流会が始まって

 今回の交流会の参加者は35名、内11名がAPUからの参加となった。荒川先生・佐藤先生のコーディネートのもと企画が進められ、開かれたこの交流会は、まず、BKC先輩学生のプレゼンテーションから始まった。次々と発せられる先輩学生からの言葉一つ一つに重み、深さがあり、自分たちよりも知識・経験が豊かな「先輩」との今回の出会いは非常に有意義だった。またこの時、「デザインマネジメント」というあまり聞きなれない言葉を耳にしたが、話を伺ってみると自分達の日常の生活に深く関わっている経営戦略的なテーマなんだなあと感じることができた。短い時間であったが、こうしたゼミ研究活動の紹介の他、歴史的な伝統文化が根づく京都の紹介も先輩学生からプレゼンを受けて、衣笠・草津の立命館大学においてどういった学生生活が繰り広げられているのかその一端を知ることができのたではないかと思う。次は、いよいよ僕たちAPUの番、4月に入学してから基礎演習クラス(アジア太平洋地域理解)などでプレゼンを何度か実際にやってきたので特別に緊張することもなかった。プレゼンの内容としては、まず相澤君から、国際学生も多く所属しているバスケットボールクラブ‘Dolphins’での自分の異文化交流体験も踏まえた内容で、独特な教育環境の中にあるAPUの説明がされた。続いて、金君より、国際学生の立場からみるAPUの紹介、そして最後に僕が、APUの学生達が今直面している課題、例えば新入生しか今キャンパスにいなくて、ちょっと困ったことでも相談できる先輩学生がいないことなどに少し触れた後、APUの未来像について、学生自らの手で、イベントなど活発な諸活動を通してAPUをよりよい環境に変えていく努力をしていきたいと抱負を述べた。今後は、今回のようにAPUと立命館大学の双方の学生間の交流が、遠隔講義システムを利用したゼミ相互の研究発表、勉強会といった形などで、もっと深まっていくことを期待している。

 

 
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