立命館小学校

非言語のコミュニケーション

新年度が始まりました。今日は3年ぶりに、対面での始業式です。
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私は2021年度から立命館小学校の校長をしていますので、新型コロナ禍対応の規制が一番厳しいあたりで校長になったということです。そのため、始業式・終業式・全校集会などはずっとオンラインで行ってきました。つまり、毎回、カメラの向こうに子どもたちがいることを想像しながら話をしてきたわけです。

今日は目の前に子どもたちがいましたので、本当に話がしやすかったです。やはり人は相手の存在を感じながらコミュニケーションを取ることが自然なことなんだなあと実感しました。相手が静かに聞いてくれているだけでも、ちょっとした反応や表情があるだけで、安心できます。

ところで、オンラインでの始業式と対面での始業式の様子を比べて考えていて、そういえば、昔、非言語コミュニケーションの授業で「You cannot NOT communicate.」というフレーズを習ったことを思い出しました。You cannot NOT communicate. 「あなたはコミュニケーションをとらないということはできない」、つまり「人は皆、意識しているかどうかは関係なく、いつでも何らかのコミュニケーションをとっている」ということです。つまり、言葉を発していなくても、その人の表情、動き、しぐさ、姿勢、などから、なんらかのメッセージを発している(または相手の人がメッセージをうけとっている)ということ。そして、非言語でおこなっているコミュニケーションは、私たちが意識しているよりもずっと影響力が強いということ。

全校児童が集まって行った始業式では、お互いの存在を感じ取りながら、その大切な時と場をみんなで共有しました。その場を良い場にするのも、そうでない場にするのも、そこにいる人たち一人ひとりの責任。私たちがみな、つねに何らかのメッセージを周りに発することを避けられないのであれば、それはせめていい影響を発していたいなと思います。

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こちらは新2年生からの非言語コミュニケーション。新入生を歓迎しようと、みんなでチューリップを育てました。歓迎のメッセージです。今朝の登校時、ある新2年生が「よかった!一年生の歓迎に間に合った!」と言って喜んでいました。

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こちらは交通指導員さんからの言語コミュニケーション。いつも暖かく見守っていただいています。「みんな仲良く 元気よく」という大切なメッセージをいただきました。

今年度もどうぞよろしくお願いします。


校長 堀江未来