立命館小学校

一学期終業式

2023年度の1学期が終わりました。昨日の終業式は、まず校歌斉唱から始まりました。4月に入学した1年生、もうすでに、とても上手に元気に校歌を歌えるようになっていました。全校生徒で歌うことも、よく考えたら昨年まではしばらくできなかったことで、あらためて、子どもたちの歌声に感動しています。

さて、毎回の始業式や全校集会や終業式などでは「校長先生のお話」の時間があります。これを私はいつも5分で終えるこをと目指していて、その限られた時間内に、自分がその時に一番伝えたいことを凝縮して伝えるつもりで、1年生から6年生まで異なる発達段階の子どもたちに何らかの意味ある言葉が伝わるようにと願いながら、準備をします。

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今回は、これまでも学期の終わりに度々話してきた「自分の成長を振り返り、次を展望する」ための話をしました(おそらくこのブログでもどこかですでに書いています)。そこで問いかけたのは、以下の三つの質問。

・みなさんは、今年の4月と比べて、今の自分はどんなことができるようになりましたか。
・本当はもっとできるようになりたいけど、まだできていないことはなんですか。
・それができるようになるために、2学期にむけてどんな準備をしたいですか。

自分の成長に気づくということはなかなか難しいことですが、節目節目にちょっと俯瞰した観点から自分を眺めてみる、ちょっと長いスパンで比べてみるということは、メタ認知力を高めるための一つの方法だと思います。なにより、「できるようになったこと」は自信につなげてほしいし、「まだできないこと」はこれからできるようになるという希望を持ちながら次の目標として意識して、自分の成長を自分で引っ張っていける人に育ってほしいなあと思っています。

そして、1年・3年・5年生3人の代表児童からの、1学期の振り返り。みんな自分の言葉でしっかり伝えてくれました。平和を学んだ5年生は、2学期も平和な学校生活を作っていきたいと、大切なメッセージをくれました。

その後には、ロボット部と合唱部から、夏休み中に出る大会にむけて準備を頑張っている様子の発表がありました。ロボット部の代表3名、ロボット部の魅力を伝えつつ、大会に向けての意気込みをしっかり語ってくれました。合唱部からは、歌の披露がありました。会場全体が真剣に聴き入っている様子、そして、大拍手に包まれて終わった後、児童がクラスのエリアに戻った時にも再度拍手が自然に起こっていて、仲間を応援しようとするみんなの様子がとても印象的でした。

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ところで、下校時、ある児童が近づいてきて「立命館小学校を紹介するリーフレットを作ったので見てみてください。先生にあげます。」と言って、三つ折りのリーフレットをもらいました。本人の許可をとっていないのでここでは全貌はお見せしませんが、素敵なデザイン、わかりやすいキャッチ、読み手に寄り添った説明。すごいです。
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とくに私が好きなところは、立命館小学校では、大人になって役立つことを教えてくれて、それは大人になって面白い人生を過ごすためだ、ということが書かれていること。そして、「とても面白く明るい小学校です」と書かれていること。学びが「面白い」と感じられることは、最高ですね。

みんな、安全と健康を第一に、素敵な夏休みを過ごしてほしいと思います。

校長 堀江未来