立命館小学校

根っこをまなぶ

5年『広島宿泊研修』2日目

5年生『広島宿泊研修』2日目

7月14日~15日、平和学習のために広島方面へ宿泊研修をしてきました。
今回は研修2日目について報告します。
2日目は、梅雨明けの炎暑の下、広島平和記念資料館へ行きました。午前中に、被ばく体験された方のお話を約1時間伺いました。ご高齢でしたが、しっかりした口調で「平和の尊さ」を後世に語り継ぐべく1分1秒たりとも無駄にはできないという強い思いを感じる内容でした。「平和な世の中を作るためには、自分に負けないこと、相手の気持ちになること、支え合うこと」だと原爆の被害を受けその後力強く復興していく広島の街並みや、被ばく後の自分の実体験に即して大変分かりやすくお話をいただき、子どもたちの心にも深く突き刺さったようです。その後、館内を見学し、事前学習で一部学習していた「被ばく後の惨状」について改めて熱心に記録ノートにメモを取ったり、解説書きをじっくり読んだりと教室ではできない学びの姿がありました。見学は1時間程度しかできませんでしたが、それぞれの思いを胸に、「被爆体験伝承者」とともに、原爆被害の実相や被ばく者の体験等を伺いながら、原爆ドームや慰霊碑周辺を回りました。慰霊碑では各班からの「折り鶴」を奉納し永遠に平和であるように祈願しました。
全員無事八条口での解散式を終え、翌日は1時間目の国語、2時間目の社会を学年一斉授業として、事後の振り返りを行いました。「生まれたこと、幸せなことに感謝して毎日を楽しみたい。」「今、学校で勉強ができて、おなかがいっぱいになることを当たり前としているので、親や先生に感謝します。」など、子どもたちは、平和であることの大切さとそれを様々な人々と築いていくことの必要性をしっかりと感じてくれたようです。