プロジェクト


  1. プロジェクト
  • 韓国外国語大学・国立政治大学(台湾)共同プロジェクト:東アジア分断国家の平和と共生の探求

    ・テーマ:東アジア分断国家の平和と共生の探求
    ・パートナー:韓国外国語大学国際地域研究院、国立政治大学国際事務院(台湾)
    ・サポート:立命館大学国際共同研究促進プログラム
    ・プロジェクト概要:
    国際共同研究の拠点のハブとして、アメリカ、中国、韓国、台湾、日本の国際関係論の研究者が結集し、台湾海峡および朝鮮半島において軍事的対立が激化している要因について明らかにするものである。いうまでもなく、東アジアの分断国家においては冷戦期およびポスト冷戦期においても常に軍事的対立の危険性に直面していたが、ポスト冷戦期には伝統的な国家安全保障への関心から非伝統的安全保障や人間の安全保障に焦点が拡大したり、アイデンティティや記憶をめぐる対立へと紛争の形態や問題関心が変化したりしていった。現在、東アジアの分断国家においては、改めて伝統的な国家安全保障が喫緊の課題として登場している。本研究では、経済的相互依存(グローバル化)が深化し、また、核抑止が「成立」している状況において、伝統的な国際関係理論では国家間関係はより平和となると想定されるにも拘わらず、ポスト「ポスト冷戦」と言われる現在、台湾海峡および朝鮮半島においてなぜ軍事的な緊張が形成されているのか、また、このような状況下で各国はどのような対応が求められるのかについて明らかにしようとする。
    ・活動:シンポジウム形式の学術交流

  • 単独プロジェクト:日韓国交正常化60周年と北東アジアにおける不確実性時代の日韓協力の研究

    ・テーマ:日韓国交正常化60周年と北東アジアにおける不確実性時代の日韓協力の研究
    ・パートナー:本センター単独(関連イベントで他センター・機関との共催もあり)
    ・サポート:Korea Foundation (Policy-Oriented Research Program Related to Korea)
    ・プロジェクト概要:
    多極化と自国第一主義が深まる世界情勢下で日韓国交正常化60周年を迎えるなか、日韓関係をさらに発展させるための政策提言を行うことを目的とする。本プロジェクトを通して、国際政治・経済の遊動性、米中覇権競争、サイバーセキュリティに対する懸念など、北東アジアにおける超不確実性下で、日韓それぞれの利益と価値を再定義し、様々な領域における日韓の協力方案のみならず、歴史や領土問題、経済的競争、アイデンティティなど、摩擦や葛藤、競合しうる事案に対しても、これらをどのように克服していくべきかについて検討をし、実質的かつ具体的な政策提案を行う。すなわち、日韓の間に存在する葛藤要因や競合を否定するのではなく、これらの問題生じても、それらが政治問題化し、日韓関係全体が悪化しないような行動原則や規範を確立しようとする。
    ・活動:シンポジウムあるいはワークショップの形式で学術会議を行い、政策提言集として成果物を発行する。また、当センターの専門家コラムで関連トピックについても発信する。

  • 国民大学共同プロジェクト:超不確実性時代の日韓戦略的パートナーシップ

    ・テーマ:超不確実性時代の日韓戦略的パートナーシップ
    ・パートナー:国民大学日本学研究所
    ・サポート:韓国国際交流財団 (Policy-Oriented Research Program Related to Korea)
    ・プロジェクト概要:
    超不確実性時代における日韓の認識と価値を再定義し、日韓間の多様な事案において、協力だけでなく、摩擦や競争の事案をどのように克服していくのかという共通の課題を通じて、実質的な政策提言を行うことを目的とする。この目標を達成するため、まずは超不確実性時代における日韓関係の共通利益と価値を見出し、その重要性を再認識する。次に外交・安保における日韓協力を模索する。ここでは、各領域の協力・競争・葛藤の併存を理解した上で、それを乗り越えて協力をどのように高めるか、競争をどのように活用するか、葛藤をどのように管理するかを検討し、理想論ではない実現可能な協力的提言を目指す。これら二つの段階を通じ、最終的に日韓関係の持続性を高める方案や、歴史問題や領土問題を政治問題化させない管理メカニズムを明らかにし、政策提言として発信する。
    ・活動:ワークショップ形式の交流。2024年6月7日に日韓会議を本学で実施

  • ソウル大学共同プロジェクト:北東アジア国際関係における日米韓の政策協調の課題と展望

    ・テーマ:北東アジア国際関係における日米韓の政策協調の課題と展望
    ・パートナー:ソウル国立大学平和統一研究所
    ・サポート:立命館大学国際共同研究促進プログラム
    ・プロジェクト概要:
    北東アジア国際情勢の劇的な変化のなかで、国際関係論、平和学、政治経済学などの観点から日米韓の政策協調の課題と展望について理論的に解明するとともに、政策的インプリケーションを提示する。ロシアのウクライナ侵攻、米中対立の激化、北朝鮮の核・ミサイル技術向上という北東アジア情勢の変化にともなって、日米韓と中露朝との対立構造が形成されつつある状況下で、本研究は日米韓の政策協調が中露朝に対する対抗措置を模索するものではなくて、こうした対立構造を打開するための課題を明らかにするものである。したがって、本国際共同研究はソウル大学と立命館大学が中心となって実施されるが、中国、ロシア、アメリカ、北朝鮮からの研究者の参加をも促進し、対立構造の打開と適切な日米韓の政策協調の課題を明らかにする。
    ・活動:シンポジウム形式の学術交流、随時ジョージ・ワシントン大学も参加

  • 年次学術交流プロジェクト:東国大学・吉林大学・立命館三大学シンポジウム

    ・テーマ: 日中韓と東アジア情勢に関連(年ごと変更)
    ・パートナー: 東国大学北韓研究所、吉林大学東北ア研究センター・朝鮮韓国研究所、立命館大学コリア研究センター
    ・サポート:韓国国際交流財団 (Policy-Oriented Research Program Related to Korea)
    ・プロジェクト概要:
    韓国の東国大学、中国の吉林大学、日本の立命館大学の学術交流。絶えず変化する北東アジアの国際関係を的確に把握し、3カ国が抱える課題や協力の方向性を模索する活動を目的とする。都度の国際情勢を鑑みた異なるテーマで年次シンポジウムを持ち回りで開催し、学術交流を行っている。コロナ禍ではオンラインで実施を継続し、定例行事を通して異なる立場にある日中韓の相互理解と共通利益を追究し、3カ国の関係発展の促進に寄与する。当センターでは2024年から研究員の派遣を行う。
    ・活動:持ち回りによる年次シンポジウム