2026.06.24
【開催報告】6月24日(木)衣笠ライスボールセミナー
【開催報告】6月24日(木)衣笠ライスボールセミナーが開催されました
2026年6月24日、ライスボールセミナーを開催しました。
今回は、衣笠総合研究機構 専門研究員の成高雅さんを講師に迎え、「近代日本の医者はなぜ中国の
古医書を集めたのか」をテーマにご講演いただきました。
会場には24名、オンラインでは延べ43名が参加しました。
講演では、明治期の医療制度改革により西洋医学が中心となる中、中国医書を含む和漢の古医書や 医学関係資料が散逸の危機に直面したことが背景として示され、その上で、富士川游・呉秀三・土 肥慶蔵らが古医書を収集・整理し、医学史研究の基礎資料として再構築した過程が紹介されました。 また、古医書は医学知識そのものだけでなく、蔵書印や書き入れなどを通じて知の継承過程を示す 重要な歴史資料であることが強調され、 参加者から中国医学の特徴や医師倫理に関する質問があり、理解が深められる機会となりました。
参加者からは、
「普段の授業ではあまり触れない医学に関わることを聞くことができて、視野が広がったと感じ
ました。」「蔵書印など本文以外の痕跡からわかることが多いと聞いて、面白いなと思いました
。」
といった感想が寄せられました。