2026.10.19

【開催報告】10月15日(木)衣笠ライスボールセミナー

【開催報告】10月15日(木)衣笠ライスボールセミナーが開催されました

2026年10月15日、衣笠ライスボールセミナーを開催しました。立命館大学 衣笠総合研究機構専門研究員の山口達也さんをお迎えし、「月の資源は誰のもの?-天体の開発をめぐる国際ルールの必要性について」をテーマにご講演いただきました。

 会場には30名、オンラインでは延べ68名が参加しました。

 講演では、近年各国や民間企業による月探査や宇宙資源開発が進展している状況を踏まえ、月に存在する資源の利用をめぐる国際法上の課題について解説が行われました。宇宙空間や天体の利用を規律する宇宙条約や月協定の内容を紹介しながら、月面で採取された資源の権利関係や、国家・企業間の活動をどのように調整していくべきかについて説明がありました。

 また、宇宙資源利用に関する各国の法制度や近年の国際的なルール形成の動向にも触れ、将来的な資源開発が本格化するなかで、公平かつ持続可能な利用を実現するための国際的な枠組みの重要性が指摘されました。特に、「人類共同の財産」という考え方を含む月協定について、その現代的意義を再検討する必要性が示されました。

 講演では、「月の資源は誰のものか」という問いを入口として、資源そのものの所有権だけでなく、「誰が利用できるのか」「どのように共存するのか」「誰がルールを作るのか」といった、宇宙利用をめぐるガバナンスのあり方について考える機会となりました。

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