News 2021年度 ニュース一覧
総合心理学部 林勇吾先生が「第37回電気通信普及財団賞 テレコム学際研究賞」に入賞されました。
受賞理由では、
「本論文は、対面での協同学習においてお互いの視線・会話の重要性を、2 者間の視線情報のリアルタイムフィードバックと会話エージェントという支援システムを用い、オンライン学習においても重要であること、両者の相乗効果が大きいことを立証した点が高く評価できる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるリモートワークが日常化してきており、協同作業の効率化が喫緊の課題であるところ、タイムリーな研究であり学際研究として優れている。」と評価されています。
当受賞に際して、林先生は「今回の受賞を励みに情報通信に関する社会科学分野と技術分野の両分野にわたる研究を実施し、学際分野の研究の普及と発展に貢献すべく、より一層の努力をしてまいりたいと思います。」とコメントを寄せています。
【著者メッセージ】
この本では映画の場面を何気ない日常の活写として読み解いています。ここで取り上げた作品の主題は恋愛、孤独、SF、ホラーなど、さまざまです。SFやホラーなどは非日常的な世界にも見えますが、それらも平凡な日常の見えざる裏面を映し取り、架空の形式で提示しているのです。このように映画を読み解くことで、現代社会に漂う空気のような不安や予感が可視化されます。このように、この本では映画を通して、私たちの何気ない日常との対話を試みました。
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木本先生の研究はコチラ ↓
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寺﨑先生の研究はコチラ☞ https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S00166
【メッセージ】
本書は手に取りやすい分量ながら、インタビュー調査法の考え方や一連のプロセスが網羅的に示されており、学問領域を問わず幅広い層に支持されてきました。さらに、リサーチを進めるにあたって、先行研究の事前整理は必要か、調査者自身の経験や価値観はどのように分析に活かされてくるのかといった、本質的な疑問にも応える内容が満載です。
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【著者メッセージ】
本書は,事件・事故などの被害児童に対して,「正確な事実確認」と「適切な心理ケア」をどのように両立していけばいいのかを考える1冊になっています。第1部では,日本国内の現場で実践されている,「司法面接とケアの両立を目指した」先進的な取り組みを集めました。第2部では,特に,配慮を必要とする人々への被害事実の聴取において,留意すべき特徴についての学術的な知見をまとめました。国内で,子どもや特別な配慮を必要とする人々への支援に関わる実務家,そして,研究者の取り組みや連携に,本書を通して触れていただけましたら幸いです。
経営学部 劉慶紅教授が、国際ビジネス研究学会2021年度学会賞(単行本の部)を受賞されました。
本学経営学部の教授であり、同稲盛経営哲学研究センター研究員の劉慶紅(リュウ ケイコウ)先生の著書 The Impact of Organizational Ethical Climate on Organizational Commitment and Job Performance:An Economic Analysis of Japanese-funded Manufacturing Enterprises in China(2020年4月出版、Springer)が、2021年11月に、国際ビジネス研究学会2021年度学会賞(単行本の部)を受賞しました。
劉先生は、中国・北京大学、米国・コロンビア大学、そして早稲田大学政治経済学術院で学んだ後、日系鉄鋼メーカーにて海外事業推進統括として海外赴任をした経験もお持ちです。今回、学会賞を受賞した著書においては、このようなグローバルなバックグラウンドを活かして、中国における日系製造業を対象とし、倫理が企業経営に与える要素を定量的に分析しています。
当研究は、立命館大学稲盛経営哲学研究センターの研究プロジェクトであり、「規範的」と「実証的」の二つの方法論を「融合」させる困難に向き合うことを研究課題とし、従来の規範的倫理学研究アプローチを経済学的に応用し、定性分析が主であった経営倫理の定量分析を可能とする試みです。これにより、従来の組織・戦略・価値創造の企業分析フレームワークに加えて、企業経営のプロセスを更に明確化し、よりミクロな視点での企業経営の研究ができることを確認されています。
湊 宣明教授(テクノロジー・マネジメント研究科)の『リ・デザイン思考法 宇宙開発から生まれた発想ツール』が9月7日に発刊されました!
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湊研究室:https://www.minato-lab.org/
研究者データベース:https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S001276
【著者メッセージ】
まだ存在しないものを形にする「宇宙開発の考え方」を出発点として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)山形健士氏との共同研究によってアイデア発想ツール「リ・デザイン思考法」が生まれました。立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科の正規開講科目「プラクティカム」(課題解決型長期企業実習)の成果をまとめ、技術製品の要素分解に関するテクニックを分かりやすく、読みやすく、誰にでも実践できる形で解説しています。
林 勇吾先生(立命館大学総合心理学部教授)の訳書『認知モデリング―ACT-R理論に基づく心の解明―』が2021年8月31日に発刊されました。
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林先生の研究はコチラ☞ https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S000813
【著者メッセージ】
本書は,「どうして人間の心がこの物理的な環境の中で存在しうるのか?」という科学における究極的な問いについて書かれたものです.「心をコンピュータ上のモデルとして表現する方法」や「心理学や脳科学の知見から人工知能を作る方法」などに関心ある人に手にとっていただけたら幸いです.また,実験心理学や認知科学,人工知能,脳科学の研究に関心がある学部学生.大学院生・若手研究者にも読んでいただければ幸いです.
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桜井先生の研究はコチラ https://research-db.ritsumei.ac.jp/rithp/k03/resid/S001320
【著者メッセージ】
今、日本では科学立国の危機が叫ばれ、世界における日本の研究力も低下する一方です。多くの優秀な研究者を輩出する科学立国としての日本を再生させるためには、まずは研究者に興味を持つ若者を増やし、彼ら彼女らに、研究者になるための道しるべを示す必要があります。この本を手に取る若者が、一人でも多く「研究者・大学教員」という職業に関心を持ってもらえればと思い執筆しました。
本学では、2020年度、コロナ禍にあってもその使命である教育、研究、行政、社会貢献を継続するため、全教職員が各々の持ち場で、試行錯誤しながら様々な取り組みを行ってきました。この度、その中でも特に優れた貢献、実践を「グッドプラクティス」として選出し共有を図ることとなり、その一つとしてOIC総合研究機構の主催するライスボールセミナーの、コロナ禍における継続実施の取り組みが採択されました。
2020年度のOICにおけるライスボールセミナーは、春学期は中止の判断となったものの、秋学期に全4回を教室とZoomのハイブリッド形式で開催し、127名の参加を得ることができました。
今後も、「研究活動および大学院に対する学部生の興味・関心の向上」、「若手研究者の力量形成」の2つの目的の達成を目指し、OIC所属教員・研究者および関係の研究所、研究センターの協力を仰ぎながら、開催を行ってまいります。