【イベント】鳥居啓子教授特別講演会|ガラスの天井を突き破り、種を蒔く―国際的女性植物学者の目から見る、アカデミアの目指すべき方向性

2024.05.01

日本における女性研究者比率については、かねてより、欧州諸国と比較し低い水準にあるとの指摘がなされており、学術分野におけるジェンダー平等の実現は急務であるといえます。この課題に対し、立命館大学では、令和2(2020)年度に採択されたダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)の取組を通して、女性研究者の研究力の向上、キャリア形成と研究リーダー育成に取り組んでいるところです。

その取組の一環として、世界的に活躍する女性研究者である鳥居 啓子教授をお招きし、シンポジウムを開催いたします。女性研究者のキャリア形成の在り方や、学術分野におけるジェンダー平等を実現するために、今後目指すべき方向性についての知見を共有いただきます。あわせて、研究者としてのこれまでのご経験を通じ、若手研究者やこれから研究者を目指す層に対し、研究者としてのキャリアを考える上でのヒントを提供することも目指しています。

Outline

開催日時
2024年 5月15日(水曜日) 15:00-16:15 ※開場14:30
会場
定員150名
立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館 5F 大会議室
  • 滋賀県草津市野路東1丁目1-1
  • JR南草津駅より近江鉄道バス「立命館大学行き」/立命館大学経由「松ヶ丘五丁目」行き/「県立長寿社会福祉センター」行きにて約20分
参加費
無料
対象
どなたでもご参加いただけます。
・事前の参加お申し込みが必要です
共催
立命館大学 男女共同参画推進リサーチライフサポート室
学校法人立命館 ダイバーシティ&インクルージョン推進室
協賛
立命館科学技術振興会(ASTER)
お問合せ先
立命館大学 BKCリサーチオフィス リサーチライフサポート室
rsupport@st.ritsumei.ac.jp/077-561-2631

Program

15:00
開会挨拶
岡田 豊|立命館大学 男女共同参画推進リサーチライフサポート室長/生命科学部 教授
15:10
講演:ガラスの天井を突き破り、種を蒔く 〜国際的女性植物学者の目から見る、アカデミアの目指すべき方向性
鳥居 啓子|テキサス大学オースティン校 ジョンソン•エンド•ジョンソンセンテニアル冠教授/ハワードヒューズ医学研究所 正研究員/名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 主任研究員•客員教授
16:10
閉会挨拶
河村 律子|学校法人立命館 ダイバーシティ&インクルージョン推進室長/国際関係学部 教授

Speaker

鳥居 啓子 教授

テキサス大学オースティン校 ジョンソン•エンド•ジョンソンセンテニアル冠教授/ハワードヒューズ医学研究所 正研究員/名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 主任研究員•客員教授


略歴
1999年 ワシントン大学 生物学部 Assistant Professor
2005年 ワシントン大学 生物学部 Associate Professor
2008年 科学技術振興機構 さきがけ研究員
2009年 ワシントン大学 生物学部 Professor
2011年 ハワードヒューズ医学研究所 正研究員
2013年 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 主任研究員・客員教授
2019年 テキサス大学オースティン校 ジョンソン•エンド•ジョンソンセンテニアル冠教授


受賞歴
2011年、ハワードヒューズ医学研究所とムーア財団が選ぶ「米国の革新的な植物学者15人」の1人に唯一の日本人として選ばれた。2008年 日本学術振興会賞、2012年 米科学振興協会フェロー、2015年 井上学術賞、猿橋賞、2021年 朝日賞、2023年 スティーヴン•ヘール賞(米国植物生物学会)など受賞。