過年度開催報告
2019年度
最優秀賞
ON WEDDING
立命館大学

結婚式を届けるサービス ON WEDDING
岡田 かのん(立命館大学 経営学部 3回生)
優秀賞/中小機構近畿本部賞
Rits EIZO
立命館大学

思いを届ける飲食店広告
田代 蒼馬(立命館大学 映像学部 2回生)
短編ドキュメンタリー映像により、飲食店の広告を行うサービスを作る。内容として、提供される商品や店の内装を映すというよりは、料理人の熱意や思いに焦点を当てる。人々の心に訴える広告であると共に、映像制作技術を使いたい人にとってのプラットホームともなりうる。より多くの分野の人を巻き込み、また人々の共感を得やすいという点で、食べログやホットペッパーといった既存のグルメサイトとの差別化が図れる。
コンテストを終えて他大学の学生とチームを組んでBEYOND KYOTOにて新しいアプリケーションを提案するピッチプレゼンを行ったり、一回生の時に通年で参加していたEDGEプログラムにて国内外でプレゼンを行ったりする中で、0から1を生み出すことが好きで、将来やりたいことだと再確認し、今回の応募に至った。最優秀賞が取れず非常に悔しい思いをしたが、一つ賞を頂けたことを自信に、在学中に自分の構想するアイデアを形にしていきたい。

優秀賞/野村イノベーション賞
FRIGHTEN GIRL
立命館大学

NO stay NO horror
松原 思音(立命館大学 経済学部 2回生)
ホラー映画をみたい、でも観終わったあと一人で寝るのは考えられない...友達と観てその ままみんなとキャーキャー騒いで固まって修学旅行の夜みたいに過ごせたら怖くても楽し めそう、そんなふうに考えたことないですか? そこで思い立ったのが、“大人数で泊まれるホラー映画館”です。これはエンターテインメントだけの施設ではありません。ホラーという「管理可能なストレス」は、神経物質やホルモンの大量放出を促し、幸福感をもたらします。また娯楽としての恐怖体験により内に秘めた真のストレスを相殺したり、達成感による自信向上などの効果もあります。これによって多くの人々の健康を促進する新しい要素として「ホラー」というものを当たり前にしていきたいです。
コンテストを終えてこのようなコンテストに出場するのは初めてで、さらにプランもパッと思いついてその日に提出したようなものだったので、自分がこのような賞を得られたことにとても驚きました。とりあえず出そう、という気持ちで出して本当によかったと思います。様々な企業の方や学校関係者から貴重な講評を頂くことが出来、また色々なお話を聞くことも出来てとても興味深かったです。人生においてとても貴重な経験をできたと感じました。今後もこのようなコンテストや発表の場があれば積極的に挑戦していきたいです。今回の案も実現できるように色々な方に掛け合ってみたいとも思います。ありがとうございました。

審査員特別賞/きたしん未来賞
Queeeeentet
関西大学

smartEST
青木 由真(関西大学 商学部 3年生)
佐伯 みなみ(関西大学 商学部 3年生)
田口 香里菜(関西大学 商学部 3年生)
橋原 楓果(関西大学 商学部 3年生)
樋口 莉子(関西大学 商学部 3年生)
どのような環境でも低コストで導入、運用できる高精度な屋内位置測位システムを空港で活用するビジネスプラン。現在、空港での大きな問題として、搭乗客の遅刻による航空機の遅延、ロストバゲージが挙げられる。その問題を解決するのが私たちの提案するシステム。BLEタグを乗客に所持(あるいはアプリをスマートフォンにインストール)してもらうとともにチェックイン時に預ける荷物(バゲッジ)に貼付する。これにより、乗客は空港での現在地を、航空会社は乗客の現在地を知ることができる。バゲッジに関しては、誤ったコンテナに搭載される際、警告を発することができ、ロストバゲージを防ぐことが可能。帰国時には、バゲッジクレームにおいて、自分の荷物が現在どこにあるかを確認することができる。さらに、保安検査の待ち時間がわかる機能も搭載することで混雑の緩和も促す。
コンテストを終えて今回の学生ベンチャーコンテストを通して、貴重な体験をさせて頂いたと共に、審査員特別賞という光栄な結果を頂き大変嬉しく思います。個人ではなし得ないことでも、チームでなら達成できることを学びました。今後も人々の生活を向上させ、心に刺さるような提案が出来るよう、チーム一同頑張っていきたいと思います。

審査員特別賞/クレディセゾン賞
バラマツ
立命館大学

【My秘書】〜全部任せてHappy〜
松原 沙耶(立命館大学 経営学部 4年生)
私が注目したことは、「めんどくさい」ということです。特に、予定を決め遂行するまでに、電車・レストラン・天気などを検索にかける時間、写真フォルダに溜まるスクリーンショットを整理すること。このめんどくさいことを他の人が担ってくれて、画面や複数のアプリを行き来せずに一画面で全部済ませることを可能にするのがこの自分専用の秘書=【My秘書】です。
アプリを開き、カレンダーから予定を選び、秘書とのトーク画面へ移動し、目的地までの最適な電車、その日の降水確率、オススメのレストランといった相談ができることや、その日のアラームの設定まで担ってくれます。当日も、秘書がその日の予定のまとめを通知してくれる手厚いサポートで、その画面を開くだけでその日の概要が一目でわかります。秘書サービス、カレンダーや予定管理アプリというのは世の中にたくさんありますが、【My秘書】は予定を遂行するまでの全過程の手厚いサポートと手軽に使用できる点に強みがあります。めんどくさいことは全部丸投げで、予定を遂行するまでの過程を一画面でスッキリできるのがこの【My秘書】です。
審査員特別賞をいただけたことは大変嬉しく思います。私の今回のプランは、あったらいいなと共感してもらえるようなプレゼンができた点で評価していただけたのではないかと考えています。ただアイデア発進で、実現可能性の部分に課題があると考えています。今後は、技術部分に強みを持つ方とチームを組みアプリの作成にとりかかり、現実に使ってもらえるものを作りたいと考えています。

審査員特別賞/NVCC賞
チーム永吉
阪南大学

おるすフォン~眠っているスマホで子供と高齢者を守る~
永吉 優紀(阪南大学 経営情報学部 3年生)
楠本 悠真(阪南大学 経営情報学部 2年生)
大橋 澪乃(阪南大学 経営情報学部 2年生)
山岸 潤紀(阪南大学大学院 企業情報研究科 1年生)
近年、子供の留守番時を狙った事件が多発しています。次に、高齢者の深夜徘徊が社会問題となっています。そこで、私たちは、子供や、高齢者が「気づいたら家にいない!」という状況を防ぎ、家族が家にいなくても、子どもや高齢者の安全をサポートするプランを提案しました。具体的な利用の流れとしては、まず、外出時に必ず通る、玄関ドアに機種変更などで使わなくなった古いスマートフォンを設置し、玄関ドアの開閉を感知します。そして、ビデオ録画を開始し、利用者が「目的地」や「何時頃帰ってくるのか」を言うと、録画が終了し、その動画が家族へ、リアルタイムで送信されます。また、無言で外出した場合も、即座に家族へ通知することで、深夜徘徊の際の捜索範囲を狭めたり、動画の情報から、捜索を助けたりすることができます。私たちは、カメラとセンサーを組み合わせることで、高品質な防犯を可能にする、今までに前例のない新しいプランを提案しました。
コンテストを終えて今回、立命館学生ベンチャーコンテストに出場し、ビジネスプラン策定の難しさを学ぶことができました。特に、懇親会で企業の方々からフィードバックを行っていただいたおかげで、私たちのプランの深堀不足を痛感致しました。
この結果を受け、今後は、物事を疑い続ける、そして反芻する点を養いながら、新規事業を発案していきたいと考えております。

奨励賞
Rits Change Makers
立命館大学

Less Plastic Campus:
給水器設置によるマイボトル利用促進提案
中尾 充希(立命館大学 経営学部 3回生)
菅原 実桜(立命館大学 政策科学部 3回生)
小杉 日奈子(立命館大学 国際関係学部 3回生)
谷國 天音(立命館大学 政策科学部 3回生)
私たちは立命館大学のOICキャンパスを中心にマイボトル普及のためオリジナリティ溢れた給水機を設置します。環境問題が年々深刻化する中でプラスチック問題は先頃のG20大阪サミットでも主要議題としても取りあげられ、世界全体での取組を大きく進めるべきだと話し合われました。私たちは環境に対する取組をするには個人の努力だけでは限界があると認識しています。メンバー全員毎日マイボトルを持参し学校に通いますが、給水できる場所がほとんどなく結局コンビニや自販機でペットボトル飲料を購入している現実があります。政府、企業だけでなく個人の努力が欠かせない環境問題へのアプローチは適切な環境整備が実現してこそできるものだと考えます。 ビジョンを「ソーシャルグッドなカルチャーを、Z世代から創造する」ミッションを「Have Fun for Social Good:誰もが気軽にソーシャルグッドな選択ができる環境整備を行うこと」としました。
具体的には給水機とアプリを連携させ、以下の点を考案しました。
・キャッシュレス決済、ただし提供料金は自販機などより低額
・利用ごとにポイント加算、貯まったポイントは学内でクーポンとして利用
・給水機マップ
・個人の削減や利用を可視化
・キャンパス別削減/利用のランキング
・企業や国、個人が行っているサステナブルな事例をニュースフィードで掲載
コンテストを終えて、自分たちにたりなかったものを客観的な意見を聞くことで取り入れることができました。そして、実現可能性とビジネスコンテストに求められる奇抜なアイデアとの均衡を保つことが課題のように感じました。
貧ボーボボ
立命館大学

引越時に発生する住所変更手続きの手間を省くサービス
苧谷 俊介(立命館大学 経済学部 3回生)
みなさんは引っ越しの経験がありますか?新しい住まいを見つけ、引っ越しの計画を立てて、新たな土地に移る。これだけで済むのなら大した問題ではありませんが、実は隠れた手間が存在します。それは住所変更です。引っ越しの経験がある方ならばこの手間の面倒さが身に染みてわかると思います。すんごい面倒です。そこで私は、電気やガス、水道…(非常に多いので省略)など引っ越しに関わる手続きをまとめて行うためのダッシュボードを提供するサービスを考えました。加えて、引っ越しに関する手続きを何度も同じことを入力する手間を省くこともできます。
コンテストを終えて
次年度以降の出場者の参考にしてもらうとのことなので、今回の自身の経験を踏まえ、審査員からのウケるためのポイントを記載します。
1参入しやすいかどうか。コンテスト後の懇談会で、ここは審査員が最も重視している点だと感じました。「実現可能性があるかどうか」という項目はこれにあたります。審査員の方は長年社会人をやっておられ、実務をよく理解していらっしゃるため、この点に対し非常に鋭敏です。私が提案したサービスは需要も存在し、市場が未成熟であり、技術的には可能でしたが、個人情報という非常に敏感なものをベンチャー企業が扱うことから、銀行や証券会社などと連携しようと試みても難しいだろうと指摘されました。
2何十何百億稼ぐビジネスである必要はないとうこと。起業ときくと、私はメルカリといった誰もが知る有名な企業さんのようになることをイメージしていました。しかし、起業といってもいろんな形があり、単純にお金を稼ぐことのみに注目するならば、大衆に知ってもらう必要はなく、社会に潜むニーズを察知し、それに応えるサービスを提供すれば自然とお金を稼げると学びました。
以上の2点が大事なポイントだと思います。次年度以降出場を考えている方がいれば、是非参考にしてください。
今回のコンテストを通じ、「起業」のイメージを一新させられました。最初は賞金目当てに軽い気持ちで応募しましたが、結果として自身の「ビジネス」に対する考え方が変わり、非常に価値のある経験を得ることができました。今まで趣味といえるものは掃除しかなかったためお金がそこまで欲しいと思っていませんでしたが、最近甘々と稲妻にハマった影響で出費が増え、お金の重要性を再認識したので、今回のコンテストで得た経験を活かし、お金を稼ぐ試みをしてみようと思います。
30
立命館大学

再配達代行サービス「リピ宅」
川南 翔貴(立命館大学情報理工学部 3回生)
山本 佳典(立命館大学情報理工学部 3回生)
亀甲 誠人(立命館大学理工学部 3回生)
野口 幸(立命館大学生命科学部 3回生)
高橋 快成(立命館大学情報理工学部 2回生)
結城 圭吾(立命館大学情報理工学部 2回生)
近年、ECサイトの利用増加により、宅配便取り扱い数が増加しています。それに伴い、再配達荷物数も増加しており、社会的な損失が発生しています。
私たちが提案した再配達代行サービス「リピ宅」とは、再配達が発生したとき、一般人がその配達を代行するサービスです。まず、宅配業者が配達をしたとき、受け取り人が自宅に居ないと、不在票が入れられます。不在票を確認した受け取り人が、再配達依頼をしたとき、「リピ宅」に登録している一般人が再配達通知を受け、宅配業者の代わりに再配達します。
今回のコンテストに応募したきっかけは2019年7月18日に発生した京アニ放火事件でした。
無差別殺傷を犯してしまう人の傾向を分析した結果、社会とのつながりが希薄な人であるという結論を得ました。そのような人々が社会とつながりを持つきっかけになるような仕事、ビジネスプランを提案しました。しかし、審査員の方々やメンバーに、動機とプランが一致しているのかと指摘をいただき、社会問題をビジネスプランで解決する難しさを感じました。
プースカフェズ
北九州市立大学

排水溝の臭いのお悩み解決します!
グリース・トラップ 悪臭除去・清掃作業管理システム
山手 健矢(北九州市立大学 国際環境工学部エネルギー循環化学科 3年生)
近日掲載予定
コンテストを終えて近日掲載予定
私はオンラインの結婚式を提供するサービスを提案しました。
コンテストを終えて現在日本では約50%のカップルが結婚式を挙げないという選択をしています。
結婚式を挙げないという動きの背景には、費用や手間、儀式に対する抵抗など様々なハードルがあります。より若者が結婚式を挙げたくなる、そして結婚式の夢を叶えられるサービスとして、オンラインで結婚式を行えるサービスを提案しました。共有する概念にイノベーションが起こっている社会で、結婚式の領域においてもアップデートされる必要があると考えています。
魅力的なアイデアを持ったチームが多く集まる中で最優秀賞を頂き、信じられない気持ちでしたが、とても光栄に思っています。ON WEDDINGには思い入れがあり、今回受賞できた事は、自信にも繋がりました。今回は一つの事業を提案しましたが、他にも社会のためになると感じているやりたい事業があります。まだまだ実力が足りない事を実感しているので、自分が成長していかなければならないと思っています。今後は様々な人と出会い、刺激をもらいながら、実現に向けて1つ1つ行動していきたいです。人との繋がりを大切にしながら、今後も頑張ります。ありがとうございました。