意識はいつでも変わる。変えられる。
塩崎景子さん(立命館守山高校2年生)
さまざまなワークショップに参加
中学生の頃は、何かに積極的に参加をする方ではありませんでしたが、理科の授業や実験は好きで、高校に進学後はサイテッククラブに入部しました。
2年生の時に開かれた日台科学教育交流シンポジウムに、メンバーとして参加し、台湾の学生に交ざって、プレゼンやポスターセッションを行いました。先輩から引き継いで続けていたブルーギルの食性の研究結果をまとめたポスターが3位に入賞してとても嬉しかったです。
この他にも、高校の2年間で,日英サイエンスワークショップやジャカルタ研修をはじめ多くのサイエンスワークショップに参加してきました。そこでは、自分達が興味のある分野の研究を選び、その大学にある設備を使って、高校の授業とは違った世界に触れることができます。最終日にはそれぞれの分野でプレゼンを行い、お互いに理解を深めていきます。
さまざまなワークショップに参加し、他の高校の生徒や他国の人と関わるうちに、「人と出会い交流をすることって面白い」と感じるようになりました。
以前、京都で開かれたワークショップに参加した時、イギリスの高校生から、「英語は話しているうちにうまくなるから、どんどん使った方がいいよ」と言われたことがあり、今でもその言葉が心に残っています。そこで仲良くなった人とは、国内、海外を問わず、今でもメールやFace bookでやり取りをしてつながっています。
参加を重ねるうちに、どうせなら自分からいろいろと行動したり発言した方が、体験できることも増え、わからないことも解決すると思えるようになり、普段からそれができるように努力をしています。日本の生徒よりも、海外の生徒の方が発言や行動は積極的。プレゼンテーションでの質問も海外の生徒が中心ですし、実験でもリードをしてくれます。
会話については能力が上がったというよりも、英語で話す事に物怖じしないようになったという感じでしょうか。相手の言っていることもわからない。自分の言いたい事も伝えられない。そういうくやしい思いを何度も経験したからこそ、もっとうまくなりたいと思えたのだと思います。
今は、サイテッククラブのほかに、E3(イーキューブ)という英語サークルや、文芸部の活動にも参加しています。私はワークショップを通じて、それまで好きだった化学だけではなく、物理や生物も好きになり、英語を使って、人とコミュニケーションをすることも楽しくなりました。
今年は進路を決める年なのですが、やりたい興味の幅が広がりすぎて、そこから絞らないといけないので迷っています。でも、将来は文系・理系もまんべんなく勉強できるように「文理融合」スタイルになっていたいですね。
◆塩崎さんが参加されたワークショップの記事はこちら↓
・日英サイエンスワークショップ
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2010/100729/news.html
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2010/100801/news.html
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2010/100805/news.html
・2009年度
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2009/090903/news.html
・筑波サイエンスワークショップ
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2009/100118/news.html
・ジャカルタ研修
https://www.ritsumei.ac.jp/mrc/ssh/ssh-news/2009/090917/news.html