アカデミックフェスタから学んだこと
江口里奈さん(政策科学部2回生)
政策科学部PSエキスポ実行委員長
「アカデミックフェスタ」との出会いは高校生の時。立命館高校に通っていたとき、高大連携の授業の一環で政策科学部の授業がありました。そこで、学んだことを発表する場として「アカデミックフェスタ」があり、参加しました。
初めて参加した「アカデミックフェスタ」では、当時話題になっていたTASPOの導入が社会的に効果があるのかどうかについてグループで調べ、発表しました。
実際に参加すると、大学生の先輩たちの発表を聞いても分からないことばかりで、発表のレベルの高さに圧倒されました。それから、政策科学部の先輩たちに憧れを持つようになり、「政策科学部で勉強したい」と思うようになりました。
入学後は、1回生の時からアカデミックフェスタの実行委員として関わりました。高校生の時は、発表している先輩への憧れが強かったのですが、自分が運営に関わってみると、発表者が輝くためには裏方で運営している側の演出がとても大切なんだということに気付きました。自分がそうであったように、参加している高校生や、見に来ている新入生が政策科学部に憧れを持てるような場にしたい。そのために自分達ができることをしたいと思いました。
2回生になると、今度は自分がリーダーとして運営をする立場になりました。これまでは、メンバーの一員として自分に割り当てられた仕事を一生懸命やるだけでしたが、今回はリーダーという立場。ですが、うまく仕事の分担ができず、自分ひとりで仕事を抱え込んでしまっていたことがありました。そんな時、メンバーから「もっと私たちメンバーに仕事を任せてくれたらいい。自分で抱え込むのがリーダーじゃない」と言われました。肩の力が抜けましたね。結局、一人では何もできなかったんです。それから、メンバーを信用して仕事を任せるようにしました。すると、それまで受け身だった後輩たちの方から「当日は司会をやりたい」など提案が出てくるようになり、準備が大きく進みました。
結果、2010年アカデミックフェスタには、高校生、学生、院生、教職員の方々を合わせておよそ100名の方が参加してくれました。今回のフェスタを通じて、私たちのように将来の政策科学部ファンが生まれてくれると嬉しいです。
※アカデミックフェスタ・・・学生が1年間の学びの集大成である研究成果を発表し合う政策科学部主催の研究発表大会であり、政策科学部最大のアカデミックイベント。プレエントランスデーの一部として翌年度から政策科学部に入学する高校生も参加。