• 796 -  パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

    パラリンピックを目指すランナーと伴走者。「走ること」を通じて強まる絆。

  • 795 -  「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

    「エッジコンペ2016」で賞を逃したことを機に、さらに結束、アイデア実現に挑戦し続ける

  • 794 -  文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

    文武両道で西園寺育英奨学金を受給。サッカーにかける思い

  • 793 -  薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

    薬の正しい知識と付き合い方を知ってもらいたい、 薬物乱用防止キャンペーンを各地で実施

  • 792 -  「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

    「減災・防災を意識するきっかけに」 災害時用の笛を5000個製作

+Rな人記事一覧

228 -  相手を理解する姿勢から始まる国際交流

相手を理解する姿勢から始まる国際交流

戦 蕾蕾さん(社会学研究科博士課程前期課程1回生)
中国の大衆文化について研究

  • No.228
  • 2011年3月25日更新
私は今、大学院で、中国の大衆文化について研究をしています。現在の中国は、政治体制は社会主義、実体経済は資本主義という世界でも稀な国家。その狭間で、中国文化がどのように変化していくのかについて興味を持っています。今は、日本にいることで、客観的な視点で中国文化について研究ができるので、留学して本当に良かったと思っています。

一時期、中国のメディアからは断片的な日本人像しか得られませんでした。一方で私が小学校の高学年になった頃、ちょうど日本のドラマやアニメが中国にも浸透してくるようになり、それらを通して、夢に向かって前向きに頑張る日本の若者の価値観や人生観に魅力を感じました。それまで知っていた日本とは違う姿がそこにはありました。日本への留学を考えたのもこの頃です。自分の目で日本を見たい、体験したい、そして自分で見た日本を中国に伝えたいと思ったのです。

日本に来て、最初は中国人としてのアイデンティティと、日本の文化や考え方のすれ違いを悩んだ時期がありました。1回生の基礎演習の授業で、「中国の要人が立命館に来校したことについてどう考えるか」ということをテーマで議論をした時、仲の良い友人の一人が、要人の来校に対して否定的な意見を述べました。私は中国人の立場から、それはとても誇り高いことだと思っていたので、友人の発言に対して疑問を抱き、残念な気分になりました。しかし、よく考えると友人は自分の考えを述べただけ。外国人としてのアイデンティティを持つことはとても重要ですが、強く意識し過ぎると、逆に自分自身を表現できなくなってしまうことに気付きました。それからは、様々な考えを素直に受け止めて、発言の背景や理由を理解することに努めました。、またそうすることで、中国人と日本人という枠を越え、中国についてより客観的視点から研究を深めることができたと思います。

将来は、商社やメーカーなど、日本と中国のかけ橋となれるような職業に就きたいと思っています。技術やモノをやり取りするだけでなく、文化と文化、そして心と心をつなぐような仕事をしていきたいです。


最近の記事

  • 何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

    何かに熱中する 学生生活を 手に入れろ 2016年度クラブ・サークル紹介

  • 駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

    駅伝に新たな歴史をつくる 女子陸上競技部

  • 戦後70年 第62回「不戦のつどい」

    戦後70年 第62回「不戦のつどい」

  • アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

    アメフト日本一を手に入れろ! RITSUMEIKAN PANTHERS 2015

  • タバタトレーニング

    タバタトレーニング