沖縄で知ったこと
野間るりさん(文学部2回生)
立命館大学国際平和ミュージアム学生スタッフ
沖縄戦跡徒歩巡礼「オキナワを歩く」に参加
沖縄戦の激戦地であった沖縄本島南部約50キロを3日間かけて巡礼する「オキナワを歩く」に参加しました。
これは、広島経済大学の岡本ゼミナール(岡本貞雄教授)の学生が2007年から行っているもの。昨年の秋に立命館大学国際平和ミュージアムで行ったミニ企画展示「オキナワとヒロシマを学ぶ」という写真展で広島経済大学の学生と交流したことが今回の参加のきっかけです。当時を偲び、3日間はスポーツドリンクと栄養補助食品のみで巡礼を続けました。
現地で巡礼を始めてすぐに「リゾート地」という沖縄のイメージが180度変わりました。
もともと、日本史学専攻で特に近現代史に興味がありました。第2次世界大戦も研究対象として興味があり、本や資料などで知識はあるつもりでいましたが、戦跡を巡るうちに「自分は何も知らないんだ」ということに気付かされます。
学徒隊など戦争を体験された方々からは、想像もできないような悲惨なお話をたくさん伺いました。
今回の沖縄巡礼で一番に感じたのは「戦争は終わっていない」ということ。物語や歴史にするには早すぎると思いました。
また、今回の経験を通して、戦争について研究するということの重要さを再確認しました。今後も、さらに専門的な知識を身につけるために勉強を続けたいと思います。