アートと人と地域をつなげる場に
宮内雄飛さん(理工学部1回生)
BIWAKOビエンナーレ「琵大生」(NPO 法人エナジーフィールド)のボランティアスタッフ
2年に一度、滋賀県の近江八幡市旧市街で開催される現代アートの祭典“BIWAKO ビエンナーレ”。2010 年9月から1ヶ月半にわたって行われたこのイベントを支える学生ボランティア団体“ 琵大生”の一員として活動しました。高校時代に留学経験があり、英語を話せる私は、海外アーティストの通訳兼運営サポートを担当。夏休みは、ほとんど毎日、近江八幡市内に泊まり込み、個性豊かなアーティストと一緒に開催準備に追われました。その他にも収益の一部を海外の貧困地域に寄付するカフェの運営にも携わりました。
「琵大生」に参加して何より良かったのは、たくさんの人と出会えたこと。文系学部の学生や他大学の学生、近江八幡の地域の方やアーティストの方々とも親しくなりました。私の顔を覚えてくれた地域の方々が、「頑張ってね」とかけてくださる声に、元気づけられましたね。メンバーの1人として参加するだけではなく、NPO を運営する立場に立ち、主体的に活動したのは初めての経験でした。みんなの士気が上がるようにと、スタッフだけのナイトツアーを企画。光に浮かび上がる美しいアート作品を見て回り、やりがいを再確認しました。組織をまとめたり、新しいメンバーを募ったり。そうした貴重な経験の数々を今後は他の活動にも活かしたいです。