“伝統”を守り、進化するために“挑戦”する
難波しのぶさん(産業社会学部4回生)
立命館大学応援団 第62代団長
創部初の女性団長を務める
「大好きな吹奏楽を大学でも続けたい」と、1回生の時に応援団吹奏楽部に入部。その頃は、こうして応援団長を務めるなんて夢にも思っていませんでした。
先輩の迫力のある応援にずっと憧れを持っていましたが、どちらかというとひょうきんな性格の私は、威厳のある団長には向いていないと思っていました。大好きな吹奏楽に集中したいという気持ちも・・・。ですが、そんな私が団長になることを決意できたのは、先輩や仲間の支えがあったから。「難波らしい団長になればいい。新しい応援団の歴史をつくればいい」と励ましてくれるみんなの言葉に、挑戦する勇気をもらいました。「自分らしい応援で立命館を盛り上げる!」。全力でやってみようと決意しました。
最初にぶつかった壁は、「自分らしさとは何か」ということ。これまで威厳のある男性の団長を見てきたので、男っぽく見えるように髪を切ってみたり、化粧をするべきかどうか悩んだこともありました。ですが、実際に応援を重ねるごとに、「会場全体に一体感をつくり出し、その場にいる人の心をつなげる」という応援の真の意味、大切さを知りました。今では、格好がどうとか、男か女かとかではなく、一体感をつくり出すために自分が何をするべきかを第一に考えています。まだまだ試行錯誤の段階ですが、身体が小さいので誰よりも大きく手を振って応援したり、女性らしく、笑顔を心がけて会場の雰囲気を明るくするなど、自分なりに工夫しています。
今年の応援団の目標は「団結、挑戦、進化」。可能な限り、多くの部活を応援で盛り上げたいと思っています。そして、応援をする会場はもちろん、吹奏楽部とチアリーダー部の団結をより一層強くし、先輩たちから受け継いだ伝統を守りながら、更に進化した応援団となるように頑張ります。
みなさん、応援よろしくお願い致します!!