個性をあつめて「ものづくり」をみんなで楽しむ
神谷直喜さん(経営学部3回生)
BKCデザイン系サークルSmarteR代表
私は元々、絵やデザインに興味があり、美術鑑賞やモノを作ることが好きでしたが、大学に入学するまで、そういったものに関わる機会がありませんでした。入学後、物を自由につくり発表できるサークルがあると、同じ学部の先輩に紹介されて「SmarteR」のことを知り、入部することにしました。SmarteRという名前の由来は、smartとart、そして人を表すerを掛けたものです。
普段はBKCを拠点に活動しているデザインサークルで、学内外を問わず、自分達がデザインし創ったもので作品展を開いたりもしています。誰が1番なのかを競い合うよりも、「つくる」ということ自体を楽しむサークルなので、自分たちの中で一番を決める、ということはしていません。また、モノをつくって発表するだけでなく、企画から運営まで全て自分たちの力で行うので様々な経験ができます。
モノづくりが好きな人たちが集まるサークルなので、お互い刺激になりますし、縦関係がないので、入部してすぐの1回生でも活躍することができます。僕のように大学に入ってから、デザインをはじめた人でも、だんだんイラスト関連のツールを使いこなせるようになるのも強みですね。そういったいろんな面も、サークルの魅力ではないでしょうか。
また毎年、秋の学園祭ではカフェを出店しています。ただコーヒーを出すのではなく、オリジナルのカレンダーを作る「暦カフェ」など、毎年テーマを決めてお客さんが楽しめる空間になるように意識しています。最近では、今年4月に、新入生向けにエコバッグを作るワークショップを開き、たくさんの新入生のみなさんが参加してくれました。
これからの目標は、まず6月に開催される作品展に向けた準備です。今までは、個人が作ったものを見てもらう、という形だったのですが、今回は空間をデザインし、来場者に体験してもらう「インスタレーション」という趣旨で行う予定です。影を使った印象的な作品展にしたいと考えています。作品展では、共通のテーマを決めて自由に制作するので、誰でも気軽に参加できますよ。
また、いずれは、「見に来た人を驚かせるような大きい物を作りたい、作品展だけでなくもっと違ったアートイベントを開きたい」という思いもあります。普通の作品展では好きなように人が出入りして、自由に作品を眺めていく。それよりも、もっと1つの場所で同じ時間を共有するようなアートイベントも、いずれ開いてみたいですね。
―6月の作品展について―日時:6月27日(月)~29日(水)午前10時~18時。
場所:BKCユニオンホール 入場無料。
衣笠の方も見学できますよ。ぜひ見に来て下さいね!
- 取材・文
- 取材・文/勝野由倭子(文学部3回生)