戦争に利用された紙芝居、臨場感ある映像で再現
石橋 香奈子さん(映像学部4回生) 写真:右
西脇玉己さん(映像学部4回生) 写真:左
立命館大学国際平和ミュージアム2012年度博物館実習生
ミニ企画展示「紙芝居」に参加し、戦時中の紙芝居上演空間を映像で再現
この夏、国際平和ミュージアムでは、ミニ企画「紙芝居」が開催されました。私たちは、その展示の一環で、紙芝居の上映空間を映像で再現しました。

紙芝居は、子どもたちに長年親しまれてきたものであり、「楽しい」というイメージがあるかもしれません。しかし、その紙芝居が、人々を戦争に協力させるための道具として使われていた時代がありました。それらは「国策紙芝居」と呼ばれるものです。今回は、当時の様子をみなさんに体感してもらうため、映像での再現を行いました。
映像の製作には、国策紙芝居の実物を扱ったので、とても気を遣いました。また、映像は12分程度なのですが、撮影だけで5時間、編集を含めて完成までに3日ほどかかりましたね。紙芝居を間違えずに、わかりやすく読むことにも大変な苦労があり、何度も撮り直して、やっとでき上がった作品です。
今回は展示物だったので、映像は見やすく、分かりやすいものにしようと心掛けて、「臨場感」を出せるように工夫しました。最初は、映像を静止画にするか、動画にするか、悩みましたが、最終的に「臨場感」を出すことにこだわり、人の動きや、声が一緒に入る動画で撮影することに決めました。
今回の作品では、今まで映像学部で勉強してきたことを活かしながら、楽しく撮影することができました。映像が完成した時は、この上ない安心感がありましたし、上映された時は、達成感もありました。この経験を通して、「紙芝居」という誰でも簡単に読めるものを通して、国民に「戦争」を広く伝え、参加させていった現実があったことを知りましたし、平和について考えるきっかけにもなりました。来場された多くの方にもこの展示や映像を通して、「平和」について考えてもらえるきっかけになっていたら思います。

石橋さん、西脇さんに「今後の目標」を伺いました。
(石橋さん)
映像学部で学んでいて、映像には、娯楽以外の可能性があると感じています。映像を上手くビジネスに活用していけたら、何か面白いことができるのでは?と思っています。
(西脇さん)
感覚的に楽しいと思えるのが映像なので、子どもや教育者に「面白い」と感じてもらえるようなデジタル絵本をつくっていきたいですね。
紙芝居は、子どもたちに長年親しまれてきたものであり、「楽しい」というイメージがあるかもしれません。しかし、その紙芝居が、人々を戦争に協力させるための道具として使われていた時代がありました。それらは「国策紙芝居」と呼ばれるものです。今回は、当時の様子をみなさんに体感してもらうため、映像での再現を行いました。
映像の製作には、国策紙芝居の実物を扱ったので、とても気を遣いました。また、映像は12分程度なのですが、撮影だけで5時間、編集を含めて完成までに3日ほどかかりましたね。紙芝居を間違えずに、わかりやすく読むことにも大変な苦労があり、何度も撮り直して、やっとでき上がった作品です。
今回は展示物だったので、映像は見やすく、分かりやすいものにしようと心掛けて、「臨場感」を出せるように工夫しました。最初は、映像を静止画にするか、動画にするか、悩みましたが、最終的に「臨場感」を出すことにこだわり、人の動きや、声が一緒に入る動画で撮影することに決めました。
今回の作品では、今まで映像学部で勉強してきたことを活かしながら、楽しく撮影することができました。映像が完成した時は、この上ない安心感がありましたし、上映された時は、達成感もありました。この経験を通して、「紙芝居」という誰でも簡単に読めるものを通して、国民に「戦争」を広く伝え、参加させていった現実があったことを知りましたし、平和について考えるきっかけにもなりました。来場された多くの方にもこの展示や映像を通して、「平和」について考えてもらえるきっかけになっていたら思います。
石橋さん、西脇さんに「今後の目標」を伺いました。
(石橋さん)
映像学部で学んでいて、映像には、娯楽以外の可能性があると感じています。映像を上手くビジネスに活用していけたら、何か面白いことができるのでは?と思っています。
(西脇さん)
感覚的に楽しいと思えるのが映像なので、子どもや教育者に「面白い」と感じてもらえるようなデジタル絵本をつくっていきたいですね。
- 取材・文
- 梅田友裕(政策科学部2回生)