きっかけは子どもたち!考え方がワンランクアップ!
谷 柚里奈さん(経営学部3回生)
「立命の家2012」実行委員長8月22日(水)、23日(木)BKCで「立命の家2012」を開催
「立命の家」は子どもたちに身近な科学を通して「学び」や「ものづくりの楽しさについて教えること」をコンセプトに2001年からBKCで行われているイベントです。
立命館に所属するいくつかの学術団体に協力をしてもらいながら、地域の子どもたち(小学生)が楽しめるワークショップを開催しています。
今年は「未知との遭遇-学ぶ楽しさをみつける-」をコンセプトに掲げ、子どもたちが何か行動を起こしたくなるきっかけ作りができたら、という思いを込めて5月から計画と準備を進めてきました。
2日間開催し、両日ともに午前・午後の部があります。2つずつのサークルが講座教室を開き、事前にグループ分けをした子どもたちがそれぞれ興味の教室を1つずつ選び、参加します。特に2日目は共通で参加できる講座が2つあり、全て出席した子は、全部で5つの講座に参加をしたことになります。子どもたちはパワフルで元気いっぱい!私たちスタッフも彼らから元気をもらうことができました!
印象に残っているのはESSの教室。はじめは、「英語をやるのはいやだー!」と言っていた子どもたちも、私たちが「楽しいからやってみ!」というと、そのうち夢中になり、最後はとても盛り上がっていました。私たちスタッフとしても、子どもたちの嬉しそうな表情を見ることができて、とても嬉しかったです。60人の参加者のうち、ほとんどが2日間通して来てくれて、中には「去年も来たよ!」というリピーターの子もいました。全体的にわいわいした雰囲気で、私たちスタッフも楽しむことができたと思います。
昨年、私はサークル員として「立命の家」に参加をしていました。もともと人見知りなのと、子どもが苦手だったのもあり、昨年はうまく子どもたちと関われず、ずっと自分の中に後悔が残っていたので、「今年はもっと子どもたちと関わりたい!」「せっかく関わるなら主体的に行動しよう!」と決心した結果、実行委員長も引き受けました。
最初は、地域の各小学校や教育委員会などへの交渉やアポイントメントの電話がとても苦手でした。でも、「やるしかない!」と取り組むと、意外とできると思えるようになり、自信をもつことができました。今なら苦手なピザの注文もきっとできると思います(笑)
1日目に参加していた子どもたちに、「昨日もいたなあ!」と声をかけられて「そうやで!実行委員長してるん!」といった会話をしたり、名前を覚えてもらえたり、昨年よりも関われることができたかなと思えましたね。
小学生の頃の記憶は、自分が大人になった時に強く印象に残っているもの。立命の家も、みんなの夏の思い出の1つになればいいなと思います。難しいことはわからなくても、参加して楽しかったと思ってもらえれば、それでいいと思っています。
また、この活動を通して、自分の苦手分野の克服ができたと感じています。運営や準備という面では、教育委員会や学校の先生方との交渉、子どもたちと接したことで、人見知りを克服できたかなと思いますし、苦手分野も減ったように思いますね。
物事は、なんでも経験してみないと、分からないですし、体当たりして学んでいけることもたくさんあります。自分の考え方もワンステップ上がったと実感しています。
主体性をもって行動すると責任感や、やりがいを実感できますし、自分でつくりだす楽しさを味わえると思います。これからも主体性を持って行動していきたいですし、後輩たちにもこの活動を伝えていきたいです。
【立命の家2012・参加団体】
RCC(コンピュータークラブ)、RiG++(情報理工学部プロジェクト団体ゲーム&CG部門)、草津天文研究会、EVレーシング、ロボット研究会、飛行機研究会、ライフサイエンス研究会、ESS、情報理工学部プロジェクト団体Ri-one
- 取材・文
- 内海 温(産業社会学部3回生)