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473 -  留学を終えたからこそ、助けられること

留学を終えたからこそ、助けられること

中村仁哉さん(国際関係学部4回生)
「GGP Student Fes2012」を開催

  • No.473
  • 2012年12月10日更新
私たち、GGP(グローバルゲートウェイ・プログラム)1期生と2期生は、10月19日(金)「GGP Student Fes2012」を開催しました。これは、GGP1、2期生が中心となり企画したイベントです。GGPとは、立命館大学に在籍しながら2年間留学し、最短4年間で日本と英語圏の大学の2つの学位を取得することができる「DUDP(学部共同学位プログラム)」への参加、もしくは約1年間の「交換留学」への参加が前提のコースです。GGPの授業は、全て英語です。長期留学を目的としているので、海外の大学に合わせた課題が与えられます。


このイベントの目的は、長期留学を目指す1、2回生が抱えている不安や葛藤を解消することです。長期留学経験者5人によるパネルディスカッションとフリートーク企画を実施しました。参加者は1、2回生が約50人。3、4回生が約20人。GGPの回生を超えた交流が初めて生まれました。パネルディスカッションでは留学経験のある3、4回生が、それぞれの留学プランや留学に対する心構えについて語りました。また、フリートークでは、低回生が自分の志望大学・国に留学した上回生に、疑問点や悩みを熱心にぶつけていましたね。

  

今回、低回生へ向けた目的とは別に、留学を経験した学生の“アウトプットの場”をつくることも重視していました。なぜなら、留学経験をアウトプットできるように自分の中でまとめるということが、帰国後の学生生活や卒業後の自身の進路に繋げるためには必要だと考えたからです。後輩に話し伝えることで、留学を振り返ることができたと思います。また、それぞれ留学へ旅立ち、バラバラになってしまった仲間を再集結させたいという想いもありましたね。留学に挑戦する学生と留学経験者、どちらも有意義な時間を過ごすことができたと思います。

  

 私自身、2回生の2月から約1年間、オーストラリアのラトローブ大学へ留学しました。長期留学を志し始めたのは、高校の在学中です。留学経験のある同級生に刺激を受け、「自分も英語で会話をできるようになりたい」と思ったことがきっかけでした。進学後、国際協力学生実行委員会「CheRits」に参加した私は、国際協力やインドネシア研究について興味を持ち始めました。そして、興味のある科目がたくさん開講されている大学を留学先として選びました。留学先を“英語のスコアで”で決めるのではなく、“なぜ留学にいくのか”ということを、しっかりと考え、目的意識を明確にして留学期間や留学の方法、留学先を決めるのが理想だと思います。

  

留学中、専門用語の多い授業では苦労しました。簡単なことでもクラスメイトや教授、チューターの方に一つずつ確認するように努めて課題をこなすうちに、少しずつ自分のペースで授業に取り組めるようになりました。また、オーストラリアでは文化や考え方など違いを感じる機会が多くありました。その中でも、日本とオーストラリアの2つの“違い”が、印象的でした。1つ目は、インドネシア人の先生によるディスカッションの授業で感じた、インドネシアに対する日本人とオーストラリア人の見方の“違い”です。オーストラリアでは、不法移民などの外交問題から、インドネシアをはじめ東南アジアの国々に対して、ネガティブなイメージが強いということがとても衝撃的でした。2つ目は、団体活動の進め方の“違い”です。オーストラリアでも、「CheRits」のようなボランティア活動に参加したいと考え、ある団体に加入しました。そこでは、リーダーの「国際社会に貢献していこう」という考えの下、そのリーダーが全ての活動内容を決定し、参加するメンバーはそれについて行くという形でした。「CheRits」では、メンバーのみんなが話し合って物事を進めていたので、その進め方の違いに戸惑いました。限られた時間ですが、在学中は「CheRits」の活動やGGP1期生の1人として留学を考えている低回生のサポートに継続して取り組みたいです。卒業後は「CheRits」やGGPでの経験を活かして、目的意識をしっかりと持ち、さまざまな人と協力して自分のアイディアを実践できる社会人になりたいです。



  • 取材・文
  • 佐藤 陽(政策科学部2回生)

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