何事にもチャレンジ!いろいろな経験や出会いが将来の役に立ちます
山崎義子さん(1997年度立命館大学理工学研究科修了)
マリオクラブ株式会社勤務(2009年9月から任天堂株式会社より出向
学生時代は、電子ファッションショーシステムの基盤になる局面モデリングの研究をしていました。当時、産学協同の研究というのはあまりメジャーではなかったのですが、所属していた理工学部ゼミの田中弘美先生の支えもあり、東洋紡株式会社と京都大学とで共同研究をすることができました。これまで新しいことに抵抗なく挑戦してこられたのは、当時のこの経験があったからかもしれません。
田中先生は当時、関西初の女性教授としてご活躍されていました。子育てをしながら海外へも飛ぶ。バリバリと働く先生の姿に私は、強い憧れをもっていました。現在、私も子育てをしながら働いていますが、女性社員に目標としてもらえるような社員でいたいと思っています。
任天堂に入社後は、部署横断のプロジェクトに数多く携わってきました。関東在住の学生を対象にゲーム制作を体験してもらう「任天堂ゲームセミナー」では、大学も専攻も様々な学生たちのゲーム制作をサポートしていました。
また、新しいソフトの企画をするプロジェクトにも参加し、ニンテンドーDS向けの「大人のDS顔トレーニング」というソフトを企画しました。マリオやポケモンには縁がないような大人の女性に楽しんでもらえるゲームを作りたくて、企画を練ることにはとても苦労しました。「顔画像」「顔認識」を取り入れたソフトなので、学生時代に学んだ事を活かすことが出来たと思います。
学生の頃は勉強だけではなく、アルバイトなどを通していろいろな人と出会い、関わっていました。立命館の学生の皆さんには、いろいろな経験をして、いろいろな人と出会い、いいところをどんどん吸収して欲しいと思います。それは将来、必ず役に立つと思います。
- 取材・文
- 取材・文/橋本さくら(文学部4回生)