法律は1つのツール。学んだ知識で貢献したい!
五戸晃太さん(法学部3回生)法律相談部2010年度前期部長
穐元和憲さん(法学部2回生)法律相談部2010年度後期部長
富山市にて無料移動法律相談を実施
法律相談部は、法学部の学生を中心メンバーとして、毎週土曜日に衣笠キャンパスで法律相談を行っています。一般の方を対象としていますが、相談者は深刻な問題を抱えて私たちを頼って来てくれています。当然、私たちは全力で対応します。「当たり前のことを当たり前にやる」「言い訳をしない」など部での決まりごともあります。
夏期の無料移動法律相談は毎年違う場所で実施しています。夏以外にも、草津市や長岡京市、大津市、福知山市などで無料移動法律相談を行っています。今回は富山県富山市で実施するということで、富山県の校友の方々に協力をお願いしました。ここでは、愛校心がとても強い校友の方が多く、宣伝や場所の設定など、様々な場面でご協力を頂きました。とくに宣伝というところでは、新聞やTV、ラジオにも出演、PRさせて頂くことができました。当日、予想以上に沢山の方々に来て頂いたので驚きましたね。僕たちの法律相談は、まず相談者から概要を聞いた上で、それぞれの専門部員が詳しくお話を伺います。そこから、部員全員で六法全書を片手に検討し、解決策を導き出します。「難しい法律用語をいかに分かりやすく説明できるか」「最終的には相談者自身が考え、行動に移して頂けるように」ということを大事にしています。1人の方に2時間ほどかかることもあるので、お待たせするのが申し訳なかったですが、2日間で66件もの相談を受け付けました。校友の方々との出会いも忘れられないものになっています。
法律は1つのツールだと思っています。学んで得た知識で、相談者の不安を取り除き、一人でも多くの人に貢献したいです。「自分の力で困った人を助ける」これには誇りを持っています。また、活動で身に付いた「話を聞くスキル」「分かりやすく話すスキル」は将来に役立てていきたいですね。
≪編集後記≫
「法律相談を通して学んだことは『笑顔の大切さ』」と五戸さん。「これからは誰もが分け隔てなく楽しめるものを作る仕事に就きたい」と将来の夢も語ってくれました!
- 取材・文
- 舩岡 知(政策科学部4回生)