「村おこし」を学生の手で
林 亮佑さん(経営学部3回生)
経営学部プロジェクト団体・丹後村おこし開発チーム代表
今年9月、私の所属している「丹後村おこし開発チーム」がホスト役となって「第2回大学生地域再生活動団体サミット」を実施しました。ここでは、全国各地から町おこしを目的とした学生団体10団体が京都府宮津市の世屋地区に集まり、現地での見学や、自分たちのこれまでの活動をまとめたパネル展示を行いました。
また、どうやって自分たちの活動をよりよいものにしていくのかも話し合い、自分たちの活動を見つめ直す良い機会にもなりました。他の学生団体とネットワークを広げることができたのも大きな収穫です。
私が丹後村おこしの活動に興味を持ったのは、田舎にある祖母の家への憧れがあったからです。そこでは、近所の人たちとの交流や自然と触れ合うような遊びができました。しかし、都会ではそんな交流や遊びはなかなかできません。そういった体験から、田舎が減ってきている現状をどうにかしたいと思うようになりました。
活動では、現地に行って地元の人たちと協力しながら、田んぼ耕作をしたり、笹葺き屋根の古民家の修繕をしたりしています。村までは車で4時間かかり、夏の間は毎週末行くので、段取りや準備に時間をとられたりといろいろ大変なこともあります。でも、年末に行う収穫祭で、お世話になった方々と一緒に自分たちが育てたお米を食べる時には、格別の感動がこみ上がってきます。
プロジェクトが立ち上がって6年。活動もサミットも学生の手で行い、続けていくことに意義があると私は思っています。私たちはその場所に住んでいるわけではありませんが、この活動を通して、地域をサポートしていくことで、もっと地域にスポットライトがあたるように頑張っていきたいです。
◆「第2回大学生地域再生活動団体サミット」の記事はこちら↓
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/6859/date/9/year/2010
◆「丹後村おこし開発チーム」の活動紹介を行う説明会も行っています。
(詳しくは丹後村おこし開発チームのHPをご覧下さい。)
(日時):11/16(火) 、11/24(水)、 12/2(木)、 12/10(金) 12/22(水) の12:10~14:30
(場所):セントラルアーク3階コンセプトルーム(むらる)
- 取材・文
- 土田 嘉宏(経済学部3回生)